新型シドニー・ハーバー・フェリー6隻の第一号が到着

女性医師の先駆者にちなむキャサリン・ハムリンの名を

 11月21日、シドニー・ハーバー・フェリーの新型船が到着し、女性医師の先駆者で、エチオピアにおいて大勢の人命を救ってきた医師の名にちなんで、「キャサリン・ハムリン」号と命名された。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 このフェリーはシドニー・フェリーが5000万ドルの予算で6隻の購入を予定しており、TAS州ホバートのカタマラン造船所、Incat Tasmania社に注文していたが、その第一号船がTAS州からシドニー湾までを航海し、到着した。

 現在のカタマラン、リバーキャットは2001年に就航し、老朽化が始まっていた。

 シドニー・フェリーのステファン・フォービーCEOは、「この新しいフェリーは昔のシドニー輸送船の現代版だ。wi-fiを備え、輸送システムと情報のリアルタイムな更新を行う能力を備えている」と語った。

 キャサリン・ハムリン号は2017年1月から就航し、年末までには他の5隻も就航する予定になっている。

 このカタマラン船は従来通り、緑と「金」色のツートン・カラーで、東はワトソン・ベイ、西はコカトゥー・アイランドまでの路線で走る。

  キャサリン・ハムリン医師は、92歳のオーストラリア人医師で、エチオピアで医療活動を行い、出産中に負傷した女性5万人以上を救ってきた。1974年に夫のレジナルド・ハムリン医師とともにアディス・アベバ瘻孔病院を建てた。それ以前、1959年に産婦人科医としてエチオピア政府と3年契約で務めた。2人はエチオピアに赴任するまで、産科瘻孔という疾患を見たことがなく、エチオピアにはほとんど何の治療方法もなかった。

 産科瘻孔は、分娩が長引き、胎児が母体の膀胱、膣、直腸を圧迫し、壊死を引き起こし、器官に穴が開くもので、失禁が続き、悪臭のために夫や部落からつまはじきにされてしまっていた。2人は長年をかけて瘻孔治療方法を完成させ、ついに瘻孔病院を開いた。当時、産科瘻孔を専門に治療する医療施設は世界でもただ一つだった。夫のレジ・ハムリン医師は1993年に死去、キャサリン・ハムリン医師は医療を続けている。
■ソース
First of new Sydney ferries graces the Harbour, carrying name of pioneering Australian doctor

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る