「人食いバクテリア」患者2人、シドニー首都圏で発生

海外で感染、死亡率70%の壊死性筋膜炎

 発病率は低いが発症すると体の筋膜を通して全身に広がり、12時間から24時間で70%死に至るため、
「人食いバクテリア」とも言われる壊死性筋膜炎で、2人がシドニー首都圏西部のブラックタウン病院に入院した。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 患者は57歳の男性と46歳の女性で、ポリネシアで「necrotising fasciitis」に感染したもので、ブラックタウン病院の報道担当者は、「公衆衛生には何の危険もない」と発表している。

 また、患者2人はまったく無関係で偶然に同じ時に発病したもので、男性は腰から足にかけての皮膚が壊死しており、女性は膝から下に患部が広がっている。

 壊死性筋膜炎は「ガス壊疽」とも呼ばれ、病原菌自体は一種類ではなく数種類のごくありふれた細菌であることが多い。発症すると患部を切除するなどの外科出術の後、抗生物質を投与するなどの治療が必要。

 Australian Institute of Health and Welfareによると、オーストラリア国内では年間400ほどの症例が報告されている。原因としては、傷口から菌が入り、筋膜を冒し、皮下にガスが溜まるのが特徴。また、免疫不全、肥満、糖尿病などの慢性病患者が感染しやすい。

 感染すると、小さな化膿に対して激烈な痛みがあり、患部の皮膚が壊死によって変色し、同時に発熱、腫れ、低血圧、混迷、下痢、嘔吐などの症状も現れる。

 2015年にはポート・メルボルンのVFLプレヤー、サム・オサリバン氏が壊死性筋膜炎の一種である壊死性筋炎で入院している。
■ソース
Two patients with flesh-eating bacteria necrotising fasciitis in Blacktown Hospital

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