「石綿建材違法輸入はロシア・マフィアの仕業」

建設関係労組が上院調査委員会で証言

 1月30日付ABC放送(電子版)は、ブリスベンで開かれた上院調査委員会で建設林業鉱業エネルギー産業労働組合(CFMEU)代表が証言席に座り、「強力な国際的石綿ロビー・グループの背後にロシア・マフィアがいる」との証言を報道している。

 上院調査委員会は、基準に満たない、石綿など有害物質を含んだ建築材料がどのようにしてオーストラリアに入り込んできているのかを調査している。2016年にもQLD州政府の新行政ビル建設現場や、WA州の新築パース小児病院の屋根板でも石綿の細片が見つかっているなど、いくつかの新築現場で石綿が見つかっている。

 調査委員会証言席に座ったCFMEUのブラッド・パーカー氏は、「石綿ロビーはオセアニア地域でも重大な問題になっている。国際的な石綿廃止運動でも石綿推進ロビーは背後にロシア・マフィアがいると言われている。ロシア・マフィアは脅迫や贈収賄活動に関わっており、世界中の政治家に金を握らせているとも言われている」と証言した。

 これに対して委員の一人、ニック・ゼノフォン議員は、「これは重大な主張だが、個人的に具体的な経験があるのか?」と質問し、証人の主張は重大であり、現在においても建材に石綿を使うよう活動している者がいるというのはちょっと信じられないことだ、と語っている。

 さらに、「犯罪組織が世界中に石綿を売り歩き、規制をくぐり抜けようとする者がいるというのは恐ろしいことだ。事実があれば連邦警察に通報すべきだし、そうすればさらに政府の上部に伝わるだろう」と語った。

 パーカー証人は、「2014年にウイーンで開かれた石綿廃止会議に出席した時に、ロシア・マフィアが近づいて来て私の背中をこづき、威嚇しようとした。そういう者がいることをオーストラリアはもっと認識すべきだ」と語っている。

 上院調査委員会は4月に報告書を提出する予定。
■ソース
Russian mafia behind international push on asbestos building products, CFMEU claims

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る