オーストラリアの電子廃棄物、アフリカの処理場に

5歳の子供が解体し、基板燃やして貴金属を回収

 3月10日付ABC放送(電子版)の番組「Background Briefing」は、オーストラリアの電子廃棄物が西アフリカのガーナに輸出され、塵芥処理場で5歳からの子供たちがこれを解体し、使われている貴金属を回収するために内部のエポキシ基板をたき火で燃やしていたと伝えている。

 ガーナの首都、アクラのアグボグブロシー塵芥処理場では、先進諸国から輸入されたコンピュータや周辺機器、携帯電話などの電子廃棄物を素手で解体している。

 オーストラリアの法律では破損したコンピュータや古くなって廃棄されたコンピュータは有害廃棄物とされ、輸出が禁止されている。しかし、アフリカの処理場でオーストラリアの銀行などの企業の名前の入ったモニターが見つかっていることから、電子廃棄物関係法制の実効性が問題にされている。

 アクラの塵芥処理場を取材したジャーナリストの目撃に対して、ウェストパック系列のセント・ジョージ銀行では、「最高水準の環境スチュワードシップ」を自認しており、当銀行のモニターは取引のあるリサイクル業者に送っている」としている。

 同番組の依頼で取材したガーナの環境問題レポーター、マイク・アネーン氏は、アグボグブロシー塵芥処理場で働く子供の健康と福祉の調査で訪れて、実態を目撃している。

 アネーン氏は「毎月、オーストラリアを含めた先進諸国から500個を超えるコンテナーの電子廃棄物が送られてくる。最近はオーストラリアからのコンテナーが増えており、毎月平均3個が送られてくるのを見ている」と語っている。

 さらに、「先進国が電子廃棄物をアフリカに送ってくることは単に不道徳なだけでなく犯罪でもある」と語っている。
■ソース
Australian e-waste ending up in toxic African dump, torn apart by children

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