47年前の幼児失踪事件で殺人容疑者逮捕

NSW州警察長期未解決事件捜査で新証拠

 NSW州警察は、1970年にNSW州の海水浴場の更衣室から失踪した幼児の事件に関連して、メルボルンの63歳の男を逮捕、シドニーに身柄を移す手続きを進めている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 1970年1月12日、シェリル・グリマーちゃん(当時3歳)は家族に連れられてウロンゴンの北、フェアメドウの海水浴場に来ていたが、子供だけで海水浴場の公共更衣室の外にいた間に姿を消した。

 3月22日、NSW州警察はメルボルン市フランクストン地区在住の男を逮捕、誘拐殺人で起訴する予定になっているが、フランクストン簡裁で警察はNSW州警察への身柄引き渡しを申請し、認められた。

 NSW州警察ウロンゴン管区本部のブラッド・エインズワース警部補は、「身柄は23日午後にウロンゴンに到着し、24日午前にウロンゴン地裁で起訴手続きを行う」と発表した。

 また、事件当時、容疑者は未成年のため、その氏名などの詳細は発表されないが、エインズワース警部補は、「容疑者の身辺の捜査を続けてきて情報を集めた。集まった情報と事件当時の捜査で得られた証言を照らし合わせた結果、逮捕に踏み切ることができた」と語っている。

 事件直前、空が荒れ模様になってきたため、シェリルちゃんの母親が、リッキ、スティーブン、ポールの3人の兄にシェリルちゃんをシャワーに連れて行くように言いつけた。3人が眼を離した隙にシェリルちゃんが姿を消したが、3人は、失踪前に未成年の若い男がうろついていたと証言していた。

 2016年にはNSW州警察の未解決殺人捜査班と連携して捜査していたウロンゴン管区本部の捜査員がこの事件の証拠を照合し、逮捕に至った。

 シェリルちゃんは誘拐されて間もなく殺害されたものとみられている。事件当時、周辺の砂浜や後背地をしらみつぶしに捜索しているが遂に遺体も発見されなかった。シェリルちゃんの両親は事件解決を見ることなく他界しており、スティーブンさんら兄弟は、死ぬ前に妹の運命を知りたいと念願している。
■ソース
NSW Police arrest man over murder of Cheryl Grimmer, last seen at Wollongong beach in 1970

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