ツイード川に沈んだ車から母親と子供2人の遺体収容

被災地支援に行き、帰宅途中で道路から転落

 4月4日、前日午後にNSW州北部タンバルガムのツイード川に転落した自動車の回収と乗っていた3人の遺体の収容作業が行われた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 車が川に転落する直前に9歳の女児が脱出、助けを求めに走り、また、地元の目撃者が自動車に乗っていた3人を助けようと水に入ったが沈んだ車に届くこともできず、3人は絶望視されていた。4日には早朝から遺体の収容作業が始められるとともに、3人の身許などが明らかになり、助かった女児を含めた母親と子供3人はサイクロン・デビーが熱帯性低気圧になった後に被害を受けた地域の後片付けの支援に行った帰りで、ツイード川に沿った道路を走行中に泥でぬかるんだ路面に足を取られ、タイヤが滑って転落したものと見られている。

 亡くなった女性はステファニー・キングさん(43)、子供はジェーコブ君(7)、エラ・ジェーンちゃん(11)と発表されている。また、助かった女児はクロエ・メイちゃん(8)と発表されている。

 ウエイン・スターリング警視は、「クロエ・メイちゃんが助かったのも、母親が脱出させたからだ。この母親は英雄だ。子供を助けようとしなければ今頃は生きていられただろう」と語っている。また、「キングさんは、子供1人を抱えており、意識を失いながらも子供を車から押し出そうとしていたようだ。クロエ・メイちゃんには想像を絶する苦しみが待っているだろうが、警察も彼女のためにできる限りのことをする。勇敢な女の子だ」と称賛している。

 スターリング警視は、「水は濁っており、水中は流されてきた瓦礫で危険な状態だった。警察のダイバー4人も手探りでしか作業できず、また、自動車が流れに乗って動くことを気づかっていた。遺体を収容するために4人は命がけで作業を進めた」と語っている。

 ジェフ・ロイ州警察副長官は、「車が走っていた道路は泥と瓦礫のために通行止めになっていた」と発表している。しかし、地元の聖職者、ロブ・スタットルさんは、「事故の前夜にその道路を走ったが通行止めにはなってなかった。はっきりさせておきたい」と反論している。

 これに対して、スターリング警視は、「警察が現場に到着した時には道路は通行止めになっていた。何人かの証言によれば、3日には通行止めの障害物が取り除かれていたが、4日の朝には元に戻されていた。いずれにしろ、母親を責めるつもりはない」と語っている。

 地元住人のデーブ・ジョンストン氏は、「家族は被災者を支援に行った帰りに遭難した」と語っている。
■ソース
Three bodies pulled from car in Tweed River at Tumbulgum

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