メルボルンの病院で、3本脚のバングラデシュ少女手術

未発達の双生児の一部が体内に残る珍しい奇形

 VIC州メルボルンのモナシュ小児病院でバングラデシュの3本脚の女児の脚の切除と内臓の整形手術が行われた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 バングラデシュの村で生まれたチョイティ・カトゥンちゃんは未発達の双生児の体の一部が会陰部に残る寄生性双生児と呼ばれる奇形で、脚が3本あった。

 モナシュ小児病院外科医長のクリス・キンバー教授は、「このような奇形を持った子供は母体内か、出生後すぐに死ぬことが多く、2年生き延びるという例は少ない」と語っている。

 チョイティちゃんは生まれて2,3週間で国内の大病院に入院したが、そこでは処置のしようがなかった。体の器官が間違ったところにつながっていて、そのために感染症で死ぬ可能性は高かった。そのため、バングラデシュの病院の外科医はチョイティちゃんの腸を腹部の皮膚に縫い付け、腸閉塞を起こさないようにした。

 母親のシマさんは、「チョイティが生まれた時、なぜそんなことになったのか分からなかった。医者は、チョイティが双生児の一人だと言っていた。私たちの初めての息子は死んでしまっていたから、チョイティがそのようにして生まれたことが悲しかった」と語っている。

 慈善団体の「Children First Foundation」がチョイティちゃんのことを知って2016年にメルボルンに移した。3か月かけて手術計画を立て、11月に8人の外科医のチームが8時間にわたる手術を行った。キンバー教授は、「チョイティちゃんはいくつかの器官が2つ備わっており、しかも下半身の間違ったところにつながっていたから、その切除や接続を行わなければならなかった。しかし、予想以上の成果だった。手術にはリスクもあったが、今はチョイティちゃんは走ることもできるようになった」と語っている。

 母親のシマさんは、「Children’s First Foundationが訪ねてきた時は、私には手術のお金はない、手術なんてとても無理だと言ったんです。でも、今はみんなと遊べるようになってまるで夢のようです」と語っている。

 今はチョイティちゃんがバングラデシュに帰って、ケアを受けるためのお金をどうするかということが課題として残っている。
■ソース
Bangladeshi girl born with three legs can walk, run thanks to team at Monash Children’s Hospital

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