シドニー市役所、ホームレスの人々の排除始める

「迷惑行為」でマーティン・プレイスの撤去

 6月24日早朝、NSW州警察とシドニー市役所職員がマーティン・プレイスに出動、ホームレスの人々のキャンプの排除を始めた。23日には市役所がマーティン・プレイスと交差する道路との交差点に自動車テロ防止のコンクリート・ブロックの設置を始めている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 マーティン・プレイスには時には60人ほどのホームレスの人々が寝泊まりし、24時間スープ・キッチンもできていた。

 この日、早朝にシドニー市代表がホームレスの人々に、「キャンプは公共への迷惑行為」と説明する命令書を手渡して回った。デビッド・リオーダン市運営部長名の命令書は、「マーティン・プレイスには、バーベキュー、ガス・ボンベ、テント、食料その他の物品が山積しており、他の市民がマーティン・プレイスを妥当な範囲で快適に便利に利用することを妨げるようになってきているため、公共への迷惑行為と判断された。各自の所持品をまとめ、ホームレス・サービスに連絡されたし」としている。

 ホームレス支援のボランティア・グループのランズ・プリストリーさんは、「キャンプを撤去しても人々は他に移動するだけ。どこに移動するかを話し合っている。ホームレスの人々のコミュニティをなくすことはできない。そもそもこの問題は地方自治体、州、連邦の三層の政府の責任のはず」と語っている。

 シドニー市役所のプレス・リリースは、ホームレスの人々への命令書とは裏腹に、「マーティン・プレイス60番地周辺に物品が山積しており、安全問題があり、また野宿する人々の恒久的な宿舎にもならない。ホームレスの人々すべてに代替の宿舎を提供しており、受け入れた人もおり、拒んでいる人もいる。バーベキュー、調理設備は火災と安全問題がある」などと説明している。

 人々は、これまでのレンド・リースの屋根の下ではなく、中銀シドニー支店ビルの側に移動したが、こちらには屋根がないため、雨露をしのぐことはできない。
■ソース
Sydney homeless evicted from Martin Place by council for being ‘public nuisance’

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る