グレート・バリア・リーフの価値は560億ドルと算定

「滅びさせるには大きすぎる」とデロイト・アクセス

 6月26日付でデロイト・アクセス・エコノミクスのグレート・バリア・リーフ(GBR)に関する報告書が報道されている。この報告書で、「グレート・バリア・リーフの資産価値は560億ドル。滅びさせるには大きすぎる」としている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 この報告書は、GBRの経済的、社会的、象徴的価値を算定しており、そのうち、GBR観光の価値を290億ドルとしてもっとも大きい。ただし、ウィットサンデーズでは、観光が50%落ち込んでおり、「世界金融危機以来の不景気」としている。この調査は、グレート・バリア・リーフ財団の依頼で実施された。

 また、GBRは国内で64,000人の雇用を創り出しており、国民経済に64億ドルを貢献している。また、GBRとオーストラリアのイメージとが重なり、まだ訪れたことはないがその存在を知っているというブランド価値を240億ドルと算定している。また、ダイバーやボートなどのレクリエーションで30億ドルと算定されている。

 報告書はサンゴ礁の白化問題にも触れており、「過去30年でGBRの50%のサンゴが失われてしまった。大洋の変化でこれからまだまだGBRの崩壊が続くと思われる」としている。

 グレート・バリア・リーフ財団のジョン・シューバート会長は、「リーフは未曾有の危機に直面している。2年続けて世界的にサンゴの白化が進んだことはかつてなかった。しかも異常気象回数が増えており、水質汚染も進み、リーフの健康を損ねている」と語っている。

 業者団体は、「バリア・リーフがなければ私達の観光業界もない」と危機感を語っている。
■ソース
Great Barrier Reef ‘too big to fail’ at $56b, Deloitte Access Economics report says

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