大学構内での性暴行事件調査報告発表

2016年には学生の半数が性的ハラスメント体験

 人権委員会が2016年を対象に実施した国内大学構内での性的ハラスメント、性的暴行の調査で、学生の半数以上が性的ハラスメントを体験していることが明らかになった。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 女性の被害は男性に比べてはるかに多く、51%の学生が性的ハラスメントを経験している。また、4人に1人が大学通学中に性的ハラスメントを経験している。また、学寮が特に問題が多いことも示されている。

 大学通学中には、大学構内、大学への行き帰り、大学外であっても大学主催または大学が支持したイベント参加中などが含まれている。

 また、学生の6.9%が、2015年・16年に性的暴行を受けている。調査で訴えのあった性的暴行および性的ハラスメントの加害者のほとんどが男性であり、被害者はほとんどが女性であった。

 また、性的暴行発生率は、全国平均が1.6%だったのに対して、オーストラリア国立大学(ANU)では3.5%(被害者52人)で2倍以上という高さだった。

 ANUのブライアン・シュミット副学長は、「被害者の話には衝撃を受けた。謝罪しなければならない。大学として真っ先にやらなければならないことは、被害者のサポートだ。被害者の話を聞き、行動を起こすことを約束する。9項目の勧告をすべて受け入れ、全面的に実施する」と語った。

 この報告では、もっとも一般的な性的ハラスメントとして、不愉快な目つきで見る、じっと見る(14%)、性的な意味合いのコメントや冗談(11%)、個人的な問題や身体的外見について立ち入った質問(9%)などがある。

 また、男女の性的ハラスメント以外に性転換者や多様なジェンダーの学生の被害は45%にのぼっている。また、大学通学中の性的ハラスメントでは45%が被害者が加害者を知っており、68%で加害者は学生としている。

 また、性的暴行は、「意に反して、または合意していないにも関わらず性的行為を強いられた」場合を意味し、犯罪行為にあたるとしている。バイセクシャル、アセクシャル学生の被害がもっとも大きい。また、性的暴行事件では51%の被害者が加害者を知っていた。

 長年にわたって学内女性団体が、「大学側が適切な対応を取っていない」と主張して、調査を要求してきた結果、人権委員会は3万人以上の学生を対象にして調査を行った。

 委員会は報告書に9項目の勧告を盛り込んでいる。
■ソース
University sexual assault report: Half of all students harassed at least once in 2016

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