憂うつ症、不安症を訴える女性が危機的な高率に

政府出身の非営利団体の調査で明らかに

 政府出資の非営利団体「Jean Hailes for Women’s Health」が、全国の18歳から80歳までの女性1万人を対象に行った身体運動と精神衛生に関する調査で、一週間の身体運動時間が推奨時間に満たず、一方で、憂うつ症、不安症を訴える女性が危機的な高率にのぼることが明らかになった。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 約60%の回答者が自分自身を「やや」または「かなり」体重過剰と考えており、また、40%が医師または精神科医に不安障害または憂うつ症と診断されたことがあると答えている。また、かなりの高率で睡眠障害を持ち、様々なことに異常に悩みがちと訴えている。

 ヘレン・ブラウン調査部長は、「全国的に身体活動が少ないほど精神衛生問題が増えることが見られた。また、不安障害は18歳から35歳までの多忙な女性でもっとも高い率を示した」と述べている。

 一週間の推奨身体運動時間を満たしている女性は約半数で、かなりの人が、「疲れていて運動もできない」と答えている。

 ブラウン部長は、「60%の女性が、運動不足を認識しているが、身体運動こそ不安障害の解消に適しているのに」と語っている。

 また、半数近い女性が自分の健康は「非常に良好」と答えている一方で60%の女性が「やや」または「かなり」体重過剰と答えている。

 ブラウン部長は、「疲れすぎていて運動不足になる。運動不足が不安障害を強める。すべてひとつながりになっていて悪循環に陥っている」と分析しているが、同時に、「回答者の自己診断過剰」の可能性もあり、特に若い女性の不安症が高率というのはソーシャル・メディアで評価基準が高くなり、自分がそれに届かないと悲観し、ストレスを悪化させることがあると考えている。また、自分が体重超過と考えている女性は人に体形を見られることを恥じ、自分は適度な体重と考えている女性に比べると、身体活動から遠ざかる率が4倍にもなっている。

 ブラウン博士は、「活動的になるためにはスポーティな体形である必要はないし、自分のライフスタイルに適した活動をすればいい」と助言している。
■ソース
Concerning number of women suffering depression, anxiety: study

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