NSW州高齢者施設、学校、病院などで胃腸炎蔓延

ウイルス性疾患に当局は「患者は外出を控えるよう」

 NSW州各地の高齢者施設、保育施設、学校、病院などでウイルスによる感染性胃腸炎が蔓延しており、州保健局では、「患者は外出を控え、自宅で療養するよう」呼びかけている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 8月20日から26日までの患者39人の内訳は、保育所が22人、高齢者施設が10人、病院が5人、学校が2人となっている。

 今回の大発生では、少なくとも348人が発病しており、過去5年の8月の週平均患者発生数の倍以上になっている。

 NSW州保健局のビッキー・シェピアード伝染病部長は、「今回の大発生はロタウイルス、ノロウイルスなど広がりやすいウイルスによる胃腸炎のようだ。感染性胃腸炎は伝染性が強いので、患者は症状がおさまってから24時間以内は仕事や学校、保育所を休み、自宅で療養することが大切だ。また、食物を扱う仕事、子供、高齢者、患者の世話をする仕事なら症状がおさまってから48時間は仕事を休まなければならない」と語っている。

 さらに、「胃腸炎の最高の予防法は、食物を扱ったり、食事をする前、用便の後、おむつをかえたり、下痢、嘔吐の患者の世話をした後は必ず石けんと流水で10秒以上かけて手を洗うこと」と語っている。

 オーストラリアでは冬季がウイルス性胃腸炎蔓延の季節で、NSW州では8月初めに1900人が緊急病棟を訪れている。

 QLD州のブリスベンでも大発生が報告されており、8月14日までの8週間の間に51箇所の保育所で大発生があった。

 NSW州保健局では、全国予防接種プログラムの一環として全児童が無料でロタウイルス・ワクチンを受けることができると発表している。

 ウイルス性胃腸炎は吐き気、嘔吐、下痢、発熱、腹痛、頭痛、筋肉痛などの症状で1日から3日間程度続く。
■ソース
Gastro bug infects almost 350 people in NSW aged-care homes, schools and hospitals

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