「学校では女子もショーツでもズボンでも可」

VIC州教育省ジェンダー平等を考慮

 9月13日、VIC州教育省は、州立学校の女子生徒の制服にショーツやズボンも可とする規則変更を発表した。

 エージ紙(電子版)が伝えた。

 長年、女子生徒の保護者からは、女子が運動に不向きな服装やスカートを制服として強制されている、との苦情が出ていた。VIC州政府のジェームズ・マーリノ教育相は、「女子生徒も運動しやすいショーツやズボンを制服として選べるようにする」と約束した。

 マーリノ大臣は、「すでに大多数の学校で、女子生徒もショーツかズボンをはいてよいということを独自に決めていたが、今後はすべての州立学校で同じ規則を適用する」と語っている。

 女子生徒を差別し、その動きを妨げるような制服を廃止する学校は全国的に増えており、今回の措置はその動きを制度として定着させるものといえる。また、これまでの調査でドレスやスカートを制服として着ている女子は、ショーツやズボンの女子よりも運動量が少ないという結果が出ている。

 9月初めにはWA州政府が、すべての州立学校で女子生徒がズボンまたはショーツを選択できるようにする発表をしている。

 制服を男女同じにする動きは、女子のドレスやスカートを制服とすることは、ジェンダー固定観念を助長するものとする国内保護者グループ、Girls’ Uniform Agendaが強力に推してきた。

 VIC州立学校100校を対象に実施した調査では、25%の学校で女子の制服はスカートまたはドレスとしていた。しかし、スカートやドレスを着た女子生徒は活発な動きをして下着が見えてしまうことを極端に意識しており、動きを妨げていることが明らかになった。

 Girls’ Uniform Agendaを設立した母親は、メルボルンのカソリック系小学校に子供を通わせている時に学校側がズボン着用を禁じたことから他の保護者に呼びかけて署名を集め、遂に学校側が折れた実績がある。それでも、女子生徒が学校にスカートをはいていくことに反対しているのではなく、ショーツやズボンも制服として認めるべきだと語っている。
■ソース
Girls win right to wear shorts and trousers to all Victorian state schools

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