18トンのザトウクジラ、ポート・マコーリーに座礁

どこにも移動できず、死体を現場のビーチに埋葬

 NSW州ポート・マコーリーの海岸に体長12m、体重18トン、ザトウクジラの巨大な死体が横たわり、どうにも始末に困った市は、現場の砂浜に埋めることを決めた。しかし、地元住民は必ずしも歓迎していないと伝えられている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 この死体は大きすぎるため、海に戻すこともできなければ、吊り上げて埋立地に移動することもできず、結局、ポート・マコーリーの河口の南、ノビーズ・ビーチの砂浜の下に埋められている。

 9月18日、ポート・マコーリー=ヘイスティングズ・カウンシルが砂浜に穴を掘って埋めたが、住民は巨大な死体の腐敗で環境が悪化することと臭いでサメが集まってくることを懸念している。

 このクジラはタスマニア近海からロープをからみつかせたままポート・マコーリーまでたどり着いたものとみられており、9月17日にはシェリー・ビーチでマリン・レスキューが解放した。同日夜には海に戻ろうともがいていたが18日朝には力尽き果て、隣接するノビーズ・ビーチに打ち上げられた。

 カウンシルは、国立公園野生局やORCCAと協議した結果、最後の手段として現場の砂浜に埋めることを決定したもので、「クジラは岩に挟まれており移動することはむずかしい。また、マリン・レスキューは、海岸地帯は風が強く吹き荒れており、沖に引き出すことも危険と判断した。ショベルカーをビーチに持ち込むこと自体が危険な作業で、しかもノビーズ・ビーチにトラックを乗り入れること自体が不可能でもある」と発表している。

 結局、ビーチ背後の区域に穴を掘り、クジラを埋めた後、粘土と砂を2mかぶせた。

 クジラの死体を移動させようとする間も体がちぎれ始めていたと伝えられているが、地元住民の間では、「細かく切ってトラックで運び出すこともできたはず」との意見が強い。地元ではすでにクジラを掘り起こして移転するように求める請願書を集め始めており、わずか1時間で10ページ集まったと伝えられている。
■ソース
Humpback whale carcass buried on Nobbys Beach in Port Macquarie stirs community debate

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