パース、動物性食物屑、ペット排泄物もリサイクル

緑の庭ゴミビンで回収、コンポスト化試験実施
 
日本でもつい最近まで人間の排泄物は下肥として熟成させ、肥料にしていた。オーストラリアでもナイトマンと呼ばれる職業の人々が真夜中に庭の片隅のダニーからくみ取って回収していた。
 
WA州パースで試験的に一部の地域で緑の蓋の庭ゴミ用ウィーリー・ビンで食肉、乳製品など動物性の食物屑、コーヒーの豆殻、ペットの排泄物を回収し、まとめてコンポスト化し、肥料としてリサイクルする。試験実施が成功すれば全面的に「有機物ゴミ」はほぼすべてリサイクル可能になる。
 
ABC放送(電子版)が伝えた。
 
パース南部のメルビル市役所は来週から7,000人の住民を対象に「有機リサイクリング・プログラム」を実施する。同市役所の資源回収廃棄物課のスティーブ・ウォチャー課長は、「家庭から出る生ゴミはすべて回収可能になる。果物、野菜、肉、骨、海産物、パン、乳製品、茶、コーヒーも刈った雑草、草木、剪定枝葉、イヌの糞、キャット・リターなどすべて同じ緑の蓋に放り込むことができる」と発表している。
 
メルビル市役所が生ゴミを全てコンポスト化することに踏み切った背景には、家庭から出る生活ゴミの60%がコンポストとしてリサイクル可能な有機ゴミであり、これだけのゴミがリサイクルできれば塵芥埋立地に行くゴミを大きく減らせることがある。また、自宅の庭にコンポスト・ビンを置きたくない人や庭のない家屋に住んでいる人々も環境に優しい生活をすることができるようになる。
 
この試験実施に参加する世帯には、生ゴミを他のゴミと分別するため、市では、コンポスト可能な袋を入れられる台所用小型ビンを配布する。ウォチャー課長は、「できるだけ簡単な方法を考えている。情宣活動もするし、ビンのタグ付けやビンごとの分別の仕方なども周知する」と語っている。
 
現在、緑のゴミは他の自治体と共同のコンポスト施設で堆肥にした後、商品化している。ウォチャー課長は、「生ゴミで質のいい肥料をつくることができる。これまでと大幅に変わることはないが、人間はどうしても変化に抵抗しがちだ。それでも、地域説明会も開き、いい反応を得ている。環境に何かできることが嬉しいという住民も多い」と語っている。
 
■ソース
Perth council to allow meat, dairy and pet poo in green waste bins in home compost pickup trial

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