ワニの徘徊する沼地で車の屋根に野宿の4日間

キンバリーの漁師2人の四駆が沼地で立ち往生

 WA州キンバリーの男性2人とイヌ1頭がブルームの北方に魚釣りに出かけた際、車が沼地で立ち往生したが、周辺はイリエワニの徘徊する湿潤地で、結局、車の屋根の上に野宿し、救助が来るまで4日間を過ごした。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 ABCキンバリー放送局によると、11月17日、チャーリー・ウィリアムズさん(19)、ボー・ブライス=モーリスさん(37)、飼い犬のミンディーは、ブルームの北のダンピア半島方面に魚釣り旅行に出かけたが、車が沼地で立ち往生した。

 11月20日になっても2人と1頭が返ってこないことから、WA州警察が陸上と空中から捜索を開始した。21日になってようやく2人と1頭の所在が確認され、救助が始まったが、警察によると、2人は発見された時には4日間の恐怖でかなりのショックを受けており、「キンバリーではワニとヘビには警戒しなければならないし、一人の証言では、仲間が車の外に出ている時にワニが近寄ってくるのを見て二人ともパニックになったようだ。特にワニが犬を狙って近寄ってきたというのでかなり神経質になっていた」と語っている。

 車がぬかるみに車輪を取られたのはイリエワニの住みかになっているマングローブの林から100mほどのところだった。2人と1頭は車の上で過ごしたが、6回ほどは満ち潮が車を浸してしまった。警察は、「2人が救助隊を見た時には取り乱し、泣き始めた。こんな土地で夜は摂氏25度以下にはならないし、昼間は35度だから、疲労と脱水症状と熱中症になっていた」と発表している。

 また、キンバリーでは、アボリジニのコミュニティの間を車で移動していた家族も、テロニス・ゴージでタイヤのパンクのために立ち往生した。地元警察や緊急救援隊が陸と空から捜索、2日後に家族を車の近くで無事に発見したが、父親は助けを求めに60km以上も一人で歩いており、救出した時には危険な状態だった。

 人里離れた土地で車が故障した時は絶対に車から離れるなと言われている。空からの捜索には車は見つけやすいが立っている人間を見つけるのは難しい。また、車は日陰にもなるし、保温にもなる。
■ソース
Kimberley fishermen forced to ‘camp on top of car’ after crocodile scare

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