工事終了でジョージ・ストリート一部交通再開

記者会見の運輸相、地元小売店主の苦情を封じる

 シドニー都心部のライトレール建設工事はジョージ・ストリートの一部区間が完成し、12月10日には工事現場の柵も取り払われ、グラディス・ベレジクリアン州首相とアンドリュー・コンスタンス運輸相が記者会見を開いた。

 2年間にわたる工事で交通が規制され、ジョージ・ストリートに面した小売店からは売り上げが激減したとの苦情が出されていた。10日の記者会見でも付近の小売店主が抗議の苦情を挙げたが、運輸相がこれを封じる場面が報道された。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 交通が再開されたのはジョージ・ストリートのパーク・ストリートとキング・ストリートの間の区間で、工事柵が取り払われた街路はクリスマス・ツリーのアーチや電飾で彩られた。州首相と運輸相は、「ジョージ・ストリートはシドニーでもっとも人気のある自撮りスポット」と宣伝しているが、記者会見のさなかに近くのストランド・アーケードで宝飾店を営むマーク・ダフ氏とジェニファ・ダフ氏がコンスタンス運輸相に不満をぶつけた。

 ジェニファ・ダフ氏は、「私達は工事のために巻き添え損害を受けたが、大臣は気にしていないのでしょう」と発言、コンスタンス運輸相が、「巻き添え損害と言っても政府が家賃援助を行っているが」と答えた。

 ダフ夫妻は「2年間の売り上げの損害は家賃援助では不十分」と反論したが、コンスタンス大臣は2人の抗議には耳を貸さず、「この記者会見は報道陣の質問に答えるために用意したもの。これからはあなた達の商売も上向きになる。家賃援助を申請しなさい。私達の政府は州民の声を聞く政府だが、売り上げ打撃の補償はしていない。家賃援助だけだ」と、ダフ夫妻の声を封じた。

 州政府では、「51店舗が家賃援助を申請し、34件が認められ、30件は現在も払い続けている」と発表している。

 運輸相によると、25kmのライトレール新線のうち13.5kmが完成しており、2018年にはクイーン・ビクトリア・ビルディング駅の工事が始まる。
■ソース
George Street section re-opens as Minister shuts down retailers at press conference

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