グランピアンズ国立公園で5日間道に迷い無事発見

あと1日で諦めかけた捜索隊も「奇跡的」と驚く

 メルボルンのフリオ・アスキさん(50)は、5日前、ビクトリア州西部の峻険な山岳地帯、グランピアンズ国立公園にハイキングに出かけたまま消息を絶っていたが、1月3日に無事に捜索隊に発見された。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 メルボルンの西、ケイラー在住のアスキの話によると、「トレッキングに来てそのまま5日間道に迷ってしまった。水は毎朝小川の水を水筒に汲んで」水だけは不足しなかった。

 アスキさんは29日にセルフィーをソーシャル・メディアに掲載しており、それが最後になっていたが、捜索隊や家族はセルフィーの背景を探してアスキさんの足取りを追った。

 娘のジェシカ・アスキ=オルドネズさんは大声で父親の名を呼びながら探していたが、アスキさんには聞こえなかったという。アスキさんは捜索隊のヘリコプターを目撃し、雨宿りに使っていた洞窟から飛び出して合図したが、ヘリコプターからは応答はなかった」という。

 ジェシカさんのフィアンセのアンドリュー・シャイヌさんは、「今日、見つからなければ最悪の事態も覚悟するつもりだった。2人は、父親は、自分達がすでに探したあたりに近い洞窟に雨宿りしていた。捜索隊も洞窟を見過ごしたのだろうと考えている。

 息子のジョシュアさんは、「父の親戚の25人が捜索に加わり、友人達も加わった。父が見つかって、この気持ちの言い表しようもない。うれしさでいっぱいだ。父は妹の結婚式には出られないかも知れないと諦めかけていたところだ」と語っている。

 アスキさんを発見した国立公園職員のデーブ・ハンズコームさんは、「彼が高い位置からセルフィーを撮るのが好きらしくて、それが幸いした。捜索隊も高台に登って同じような背景を探した。そしたら、遠くに人影が見えた。初めはアスキさんの家族の1人かなと思ったが、その人影が手を振りながら叫んでいる。こちらが返事をすると、自分の名前はフリオだ、5日間道に迷っていた」と語った。

 アスキさんは発見時には元気はいいが、体重は8kgほど減ったようだ。脚をひどくすりむいており、腹を空かせて脱水状態になっている、とされている。
■ソース
Bushwalker Julio Ascui found alive after going missing in Grampians National Park

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