アキューブラ・ハットの少女の自殺にイジメの影

ネットいじめ防止キャンペーンにメーカー支援

 オーストラリアの若年者の自殺率が過去10年の最高になっている。オーストラリアのカウボーイ・ハット・ブランドであるアキューブラ・ハットをかぶった少女の写真が8年間アキューブラの顔になってきた。その少女がネットいじめの被害者になり、遂に14歳で自殺した。

 アキューブラ社も支援し、ネットいじめ防止キャンペーンが始められた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 先週、エイミー・「ドリー」・エバレットさんはインターネットでの嫌がらせやイジメを苦にして自殺した。彼女は北部準州(NT)キャサリンの有名な牧場主の娘で、地元には学校が少ないため、QLD州のウォーウィックにあるスコッツPGCカレッジで学んでいた。

 ドリーさんの家族は、「他の家族が私達と同じ苦しみを味わうことがないように」と願って、ネットいじめに対する認識を高め、これを防止することを目的としてキャンペーンを始め、ABC放送は、両親のティックさんとケートさん、姉のメグさんの、「娘が亡くなってから、広い社会から多くの言葉をいただき感謝している。ドリーは優しく、思いやりがあり、美しい心の持ち主だった。いつも動物や幼い子供、寄宿舎の他の子供のことに心を配っていた」との言葉を伝えている。

 さらに、ドリーさんのプロフィール写真でネットいじめ防止キャンペーンを始め、ゆくゆくはトラスト「Dolly’s Dream」を設立し、若年者のイジメ、不安、鬱病、自殺などの問題に対する認識を高めるために役立てたいとしている。

 ドリーさんは、自殺の直前に絵を描き、「立ち上がれ。たとえ声は震えていても発言しよう」と書いていた、と家族は伝えている。また、「今は誰が加害者だったのかを考えていない。ただ、同じ悲劇を繰り返させないことを考えたい」としている。

 アキューブラ社も支援のメッセージを送り、「イジメに打ちのめされ、自殺だけが唯一の選択肢という人の気持ちをうかがい知ることはできない。どんなイジメも見過ごしてはならない」と述べている。

 スコッツPGCカレッジのカイル・トンプソン校長は、「専門のカウンセラー・チームが生徒の心の相談に乗っている。新学期が始まって生徒が学校に戻ってくれば、ドリーさんの追悼式を開く」と語っている。
■ソース
Cyber-bullying campaign launched after suicide of Akubra face Amy ‘Dolly’ Everett

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