1月23日、バーク・ストリート暴走殺人事件1周年

日本人青年被害者の兄も出席、弔辞を献じる

 1月23日、メルボルン市内で、薬物、精神障害、暴力歴のある男が乗用車を暴走させ、バーク・ストリートの歩道に乗り上げ、乳母車の幼児を含む6人を殺害、多数に傷害を与えた事件から1年めのこの日、メルボルン市内のロイヤル・エキシビション・ビルディングで1周年の追悼式が行われた。

 この式には、事件で殺害された日本人青年、カンノ・ヨウスケさんの兄、ジュンペイさんも出席した。

 メルボルン・エージ紙(電子版)が伝えた。

 追悼式は被害者の家族、各界要人、警察、救急隊など緊急機関、一般市民を集め、州の主催で行われた。

 ジュンペイさんは家族とともにメルボルンでこの追悼式に出席しており、事件以来今回で来豪は4度目になる。通訳を交え、ヨウスケさんが旅が好きで、日本で作業療法士として働いた後、英語を学ぶためにメルボルンに来たこと、事件当時はメルボルンで大学院課程に進むことを考えるほどメルボルンの町が好きだったこと。ヨウスケさんは気さくな人柄で日本でも友人が多く、メルボルンでも大勢の友達ができたこと。その大勢の友人がヨウスケさんの死を嘆いていることなどを語った。

 また、演壇前には、被害者の一人で折り紙が好きだったマシュー・シーさんの家族が折った千羽鶴が飾られ、希望と悲しみが癒えることを祈る日本文化の一つと紹介された。

 カンノさんは、「なぜこのような事件が起きたのかを問い続けている。弟は体中に傷を負って遺体となって帰ってきた。私のただ一人の兄弟の死を受け入れることができるのかどうか分からない」と語っている。

 犠牲者の家族から一人ずつが演壇に立って思い出と今の思いを語った。
■ソース
‘How could such an incident happen?’: Families honour Bourke St dead

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