リステリア症で2人が死亡、感染源はロック・メロンか

10人が感染、NSW州南部リベリナ地域の農場から

 これまでに3州で10人の患者が出ており、2人が死亡しているリステリア症の感染源はNSW州南部リベリナ地域の農場から出荷されたロック・メロンと見られている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 リステリア症は、グラム陽性桿菌のリステリア菌に感染する疾患で、食物を介して広がるが食中毒症状はなく、敗血症などに似た症状を示す。この疾患発生のため、子供、妊婦、高齢者、免疫障害のある人はロック・メロンを食べないよう呼びかけが出ている。

 また、同地域からのロック・メロンはスーパーマーケットの店頭から回収されたが、回収以前に購入し、自宅に持っている人もいるとみられている。

 保健当局は、NSW州で高齢患者6人、VIC州で1人、QLD州で3人が1月17日から2月9日にかけて発症していることを確認した。10人はいずれも発症する前にロック・メロンを食べている。NSW州の患者の2人はその後亡くなっており、また、3人めのリステリア症死者はこのロック・メロンとは別の経路と判明している。

 ロック・メロンはリベリナ地域のグリフィスに近いネリコン地区の農場から出荷されていた。また、これとは独立してVIC州でもリステリア症例が1人出ている。

 NSW州保健局のヴィッキ・シェパード感染症部長は、「免疫が弱っている人だけが発症リスクを抱えている」と発表している。

 健康な人は発症しないことが多いが、免疫が弱い人が発症し、潜伏期間は数時間とも1週間以上とも言われているが、発熱、頭痛、痙攣、吐き気、下痢などの症状が現れ、致死性になることもある。今回の発生でも死亡したのはいずれも70歳以上の患者。

 豪ニュージーランド食品基準局によると、年間15人程度がリステリア症で亡くなっており、身体の弱い人は切り売りのメロン類を買わないことやメロンの皮の汚染が果肉にうつらないように注意することなどが勧告されている。
■ソース
Two dead, rockmelons ripped off supermarket shelves after listeria outbreak

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