パソコンのウエブカム乗っ取り、ユーザーを盗撮

ハッカー、ユーチューブに掲載し、詐欺行為に利用

 この事件の犯罪ハッカーは、オーストラリアの電話番号を使い、コンピュータのテクニカル製品をインストールするためにオンライン・サポートを求めているユーザーを誘う。ユーザーがサポートを依頼するとリモートでユーザーのコンピュータに入り込み、ラップトップ・コンピュータに内蔵されているウエブカム(ビデオ・カメラ)を遠隔操作し、ハッカーが用意した「このサポート・サービスに満足だ」という脚本を読ませた上でユーザーの姿をビデオ撮影し、ビデオ・クリップをユーチューブに掲載して他のユーザーを集めるということをしていた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 この詐欺師の手口でビデオに撮影された国内ユーザーは何十人にものぼると見られており、もともとありもしなかったコンピュータのテクニカルな不調を治すと称して修理料支払いを要求している。

 モナシュ大学のジェフ・サスマン医学部教授もこの詐欺の手口で$1,590をだまし取られたが詐欺と分かると銀行にかけあい、払い戻しを受けている。サスマン教授の場合、2016年11月に新しいコンピュータにアドビーのソフトウエアをダウンロードしようとしてヘルプ・ラインを探したところから始まっている。アドビーの公式テック・サポートと思われるページを見つけ、そこに記載されていた1800で始まる番号に電話した。電話はマックパッチャーズと称する団体につながった。応対に出たテック・サポートは、「コンピュータ・ウイルスのためにソフトウエアがインストールできないようだ」と伝え、ソフトウエアをダウンロードし、テック・サポートがサスマン教授のコンピュータと通信できるようにするよう指示した。言われたとおりにすると、テック・サポートが何か、ウイルスを削除するような動きがあり、最後に、「画面に表示された文を読むよう」にと指示し、教授は言われたとおりにしている。

 教授は、「マックパッチャーズのサービスに満足だ」という文を読み上げたが、そのテック・サポートがウエブキャムを遠隔操作し、録画していることにはまったく気づかなかった。

 ユーチューブには同様なオーストラリアのユーザーのビデオ・クリップが69本見つかったと伝えられている。このオンライン詐欺犯を突き止めたのは、スキャム=ベイター・デビッドと自称するオンライン犯罪摘発ボランティアで、2017年11月にマックパッチャーズに電話し、一部始終を録画してインターネットで暴露している。
■ソース
Australian webcams hacked to make secret recordings, posted to YouTube, in online scam

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