障害児童にイジメ、暴力、自殺しろなどのいやがらせ

全国調査報告書で広範囲な実態が明らかに

 障害を持つ児童や青少年に関する全国的な調査で、学童の56%が過去1年間に何らかのイジメを受けていたことが明らかにされた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 この調査は、「Children and Young People with Disability Australia」が行ったもので、イジメの内容として、殴る、蹴る、頭突きなどの他、インターネットなどでのサイバーブリーイング、唾を吐きかけられる、食べ物や石を投げられるなどの行為が挙げられている。

 また、「自殺しろ」と言われた学童もいる。

 調査を行った団体のステファニー・ゴットリブCEOは、「イジメは標的にされた子供にとっていつまでもネガティブな影響を残す。このようなひどいイジメが行われていることは実に困ったことだ」と語っている。

 それだけでなく、「調査に回答した児童の5人に1人は学校で監禁されたり、隔離されたりの経験があると答えている。子供達の中には教室の戸棚のような場所に隔離される者もいて、それがその学校では日常茶飯事になっている。また、何か月にもわたって別の移動型教室に入れられている子供もいた」と語っている。

 ゴットリブCEOは、「隔離もイジメも子供の自尊心や感情的な福利を損ね、子供の生涯に大きな影を落とすことになる」と語っている。

 ゴットリブCEOは、教育制度を大きく改革しなければならないとして、「問題がだんだん膨れあがってきている。現在、すでに危機的状況にあり、障害を持った児童の福利のためには緊急に改革しなければならない。また、教員資格取得前後の訓練を改善しなければならない。障害児の保護者からは、教師に十分な用意が与えられておらず、また児童の様々なニーズに答えるために必要な訓練も受けていない。ニーズが適切に満たされない場合、障害児の困難はさらに大きく膨れあがることになる。被害を受けた障害児は学校に行きたがらなくなり、学校側はその児童が学校になじまないと考えて対応するようになり、悪化するばかりだ」と語っている。
■ソース
Concerns for students with disabilities as national report reveals widespread bullying, assaults and suicide taunts

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