SA州のマリー・マン制作者情報に報奨金$5,000

ディックス・スミスが地上絵「犯人」追求

 1998年、SA州の荒れ地に突如現れた巨大な男の姿を描いた地上絵、通称マリー・マンは制作者が名乗り出ないまま様々な憶測が流れた。その歳月が流れ、地上絵が薄れていったため、地元の者が土木機械を使って地面を掘り直し、衛星写真にもはっきり写るようになった。

 6月25日、シドニーの起業家、ディックス・スミス氏が、「マリー・マン制作者を突き止める情報に$5,000の報奨金を出す」と発表した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 アデレードから約600km北、マリーの町から60km西の台地に全長3kmを越える地上絵が上空を飛んでいた飛行機のパイロットによって発見され、一躍ニュースになったが、これだけの規模の絵を地上でつくるためには測量機器や土木機械が必要で、何日もかかっていたはずなのに目撃者もなかった。その後、メディアにファックス・メッセージが届けられ、米軍関係の米人がつくったとしていた。

 ディック・スミス氏はマリー・マンの謎追求に熱心な人物の一人でほとんどすべての手がかりをたどったがどれ一つとして制作者発見には至らなかった。ABCラジオ・アデレードに出演したスミス氏は、「様々な主張の中で一つだけ信じていないのは宇宙人の仕業という説だけだ」と語っている。

 また、「一般人にはGPSが使えなかった時期の1998年とはいえ、何センチメートルという精密さで地上絵を描くためには人工衛星テクノロジーを使ったはずだと考えている。しかも一人ではなく3人か4人がかりのはずだし、1週間以上かかったはずだ」と語っている。

 また、アメリカ軍関係者が描いたというファックス・メッセージについては、「真相から目をそらすための目くらましではないか」と考えている。

 数年前、マリー・ホテルのパブリカンのフィル・ターナー氏と何人かの地元民が薄れる地上絵を修復するため、土木機械を使っている。ターナー氏は、「この地域にも観光の目玉が必要だ。このあたりの住民は誰でもそう考えている」と語っている。しかし、2017年には自由党州政府が地上絵を抹消するとして、環境省が地上絵修復を違法行為として調査を始めた。

 訳注:グーグルアースなどでのこの地上絵を見るには南緯29度31分32秒、東経137度27分50秒あたりに合わせると人物像の顔が見つかる。
■ソース
Dick Smith offers reward to find out who created the infamous Marree Man outback artwork

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