NSW州、幼児死亡でインフルエンザ猛威の兆し

無料接種資格の15人で完全接種済みは2人

 NSW州ではこの2,3か月の間にインフルエンザで5歳未満の児童1人が死亡し、18人が入院している。そのため、保健当局はインフルエンザ蔓延を警戒し、予防接種を受けるよう呼びかけている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 19人はいずれも2018年4月3日から7月8日までの間にシドニー西郊のウェストミード小児病院に入院している。

 保健当局によると、そのうち15人は生後6か月から5歳までの間でインフルエンザの予防接種を無料で受けられるが、2度の接種を受けていたのは2人だけだった。また、死亡した児童も5歳未満だが予防接種を受けていなかった。

 NSW州保健局のケリー・チャント主任医務官は、「現在流行しているインフルエンザはH1N1株で、2009年に蔓延したブタ・インフルエンザと近い株種だ。インフルエンザには様々な病状があり得るが、かなり厳しい病気であり、入院が必要な場合や致命的な場合もある。また幼い児童や妊婦はとりわけ重症患者が出る」と発表している。

 NSW州保健局の統計によると、7月8日までの1週間のインフルエンザ患者は256人で2017年同期には6,449人の患者が出ていた。ドクター・チャントは、「この数字は今年のインフルエンザ流行の始まりが遅かったことを示している。今後2週間の間に急速に患者が発生し始め、そうなれば一気に広がっていく。今のうちにGPで予防接種を受けた方がいい。接種の効果が出始めるのに2週間かかり、また、初めて予防接種を受ける子供の場合、4週間をおいて2度受けなければならない」と語っている。

 また、「接種を受けに行く前にGPに連絡し、ワクチンの在庫があるかどうかを問い合わせた方がいい。在庫がなくてもGPが注文してすぐに取り寄せることができる」と語っている。

 NSW州では2017年のインフルエンザ・シーズンに5歳未満の幼児2人がインフルエンザで亡くなっている。
■ソース
Flu kills unvaccinated child in NSW, hospitalises 18 others in late start to season

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