スカイ・ニューズにヘイト集団元リーダー出演

元労働党連邦大臣が抗議の辞任

 スカイ・ニューズが元北部準州主席大臣を務めたアダム・ジャイルズ氏の番組でヘイト右翼のユナイテッド・ペイトリオッツ・フロント(UPF、連合愛国者戦線)の元リーダー、ブレア・コトレル氏のインタビューを放送した。しかし、視聴者らや政界から批判が殺到したため、スカイ・ニューズが同氏を取り上げたことは間違いだったと声明した。また、クレーグ・エマーソン元労働党連邦政権大臣はコトレル出演に抗議し、スカイ・ニューズが謝罪するまでスカイ・ニューズのコメンテータを辞めると発表した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 アダム・ジャイルズ・ショーに出演したコトレル氏は、「移民を制限し、外国イデオロギーから国を守れ」など、持論を展開した。放送後、インタビューは、スカイ・ニューズ・ソーシャル・メディアにも掲載されたが間もなく再放送からもオンラインからも削除された。

 スカイのグレッグ・バーンズ・ニューズ部長は、「ブレア・コトレルをスカイ・ニューズに出演させたのは間違いだった。また、彼の意見はスカイ・ニューズの意見を反映していない」と間違いを認めたが謝罪はしなかった。

 コトレル出演は、スカイ・ニューズ自身のローラ・ジェイズ政治レポーターが、「コトレルは極右ファシストの自称ヒトラー・ファンであり、女性を操縦するために暴力と恐怖を使ったと自慢する人物。その前科には放火、空き巣、人種差別などがある。プログラムで紹介されたような活動家ではない」と批判している。

 また、作家でジャーナリストのベンジャミン・ロウ氏は、「空港のフリケント・フライヤー・ラウンジでスカイニューズオーストラリアの放送を映しているが、画面では反ユダヤ人主義者をスタジオに招き、ヒトラーの『わが闘争』を学校の必読と書に指定し、ヒトラーの誕生日を祝い、女性に対する暴力を称揚している」と報告している。

 また、元労働党連邦政権で大臣を務めたクレーグ・エマーソン氏もスカイ・ニューズでコメンテータを務めていたが、「私の父は戦争でナチと戦い、ドイツの捕虜収容所で過ごした。スカイ・ニューズがコトレル氏を出演させたことは、民族差別や人種偏見を当たり前と思わせる動きをさらに進めることになる」として、コメンテータ辞任を発表している。
■ソース
Sky News admits it was ‘wrong’ to air interview with Blair Cottrell from United Patriots Front

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