シドニー・インナー・ウェストの歯科医免許停止

歯科器具の洗浄消毒基準違反で感染のおそれ

 8月8日、NSW州政府は、シドニー・インナー・ウェストの歯科医で治療を受けた患者は過去35年にわたって血液媒介ウイルス感染の可能性があり、医師の診断を受けるよう呼びかけている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ハバーフィールド地区のジェームズ・ポク=ヤン・ウン医師は、歯科器具消毒などの手順について懸念した患者の通報により、保健当局の検査を受けた。その結果、歯科器具洗浄滅菌の手順がAustralian Dental Guidelinesに違反しているとして7月に免許停止処分を受けた。

 シドニー地区保健局(SLHD)では、過去35年間にハバーフィールドのラムゼー・ストリートにあるこの歯科医に行ったことのある人は安全のため、B型、C型肝炎とHIVの検査を受けるよう呼びかけている。

 SLHDのゼイナ・ナジャー公衆衛生部長代理は、この歯科医にかかった人は誰でも検査を受けた方がいいが、特に何度も通った人、侵襲性の強い治療を受けた人は是非受けるべきとしている。ドクター・ナジャーは、「侵襲性の強い治療とは、針その他の器具で皮膚、歯茎、歯根を刺したり、あるいは出血性の治療という」としている。

 保健省では、問題の歯科医の治療を受けたことのある人は是非検査を受けるよう勧めているが、ドクター・ナジャーは、「患者のウイルス感染のリスクは小さいが、あくまでも安全のためだということをはっきりさせておきたい」としている。

 また、NSW州保健局は、ウン歯科医は免許停止の後、引退し、ハバーフィールドの歯科医院も永久に閉じたと発表している。
■ソース
NSW Government suspends dentist, warns patients they could have bloodborne viruses

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