NSW、QLD州両州に久しぶりの雨

ただし、旱魃を終わらせる量にはならず

 8月25、26日、NSW州、QLD州で久しぶりの降雨があった。ただし、沿岸部では15mmの降雨があったものの、内陸の旱魃地域では10mmにも満たない降雨量で今後も旱魃からの回復は難しい。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 NSW州全域とQLD州の70%が旱魃被災地に指定されており、過去1年以上雨の降らなかった地域もある。

 就任したばかりのスコット・モリソン新首相は、8月25日に全土旱魃救済統括責任者のスティーブン・デイ少将と会見した後、27日にはQLD州西部の干ばつ地域を視察することを発表し、「農村部、郡部の人々は政府の対応が遅くれたことに怒りを感じているかも知れないが、私の新政府はできる限りのことをするつもりだ」と語った。

 また、「旱魃被災地を援助したい気持ちは誰しも同じだが、政府にとっては援助を統括調整すること、必要なところに必要な援助をすることをもっとも苦慮するところだ。努力も資源もある限り動員する」と語っている。

 QLD州南東部ではこの2日間に比較的多量の雨が降り続いたが、これも26日午後には止んだ。QLD州でもっとも降水量の大きかったのはゴールド・コースト地域の一部で15mm程度になった。

 NSW州北部海岸地域のバイロン・ベイ、ベイトマンズ・ベイでは強風警報が出され、シドニー、イラワラ、ハンター地域では27日に強風が荒れると予報されている。また、ニューカッスルの南、トロントでは雹も降ったと報告されている。また、コフス・ハーバー地域では降雨量が56.2mmに達している。

 気象庁の予報では、今週一般晴れの日が続いた後、週末には低気圧がNSW州を通過するが、それほどの降雨は見込めないとしている。

 青果生産地では旱魃で作物が実らない場合、農家だけでなく収穫や出荷で働く労働者の家庭も旱魃の被害者になっている。
■ソース
Rain falls for NSW, Queensland but no sign of the end of the drought

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