「ビール飲みのオーストラリア人」の汚名返上?

アルコール消費量過去55年間で最低の水準に

 新しいデータで、オーストラリアの年間アルコール消費量が1960年代初期以来の最低水準にまで下がっている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 豪統計局(ABS)の発表した最新の統計によると、2017年度の国内酒類総消費量を15歳以上の人口と純アルコールで換算した場合、1人あたり9.4リットルに相当する。

 ABSによると、この数字は、スタッビー・サイズのビールで224本、ワインなら38本、サイダー(日本のサイダーではなく、アルコール飲料)なら17本、蒸留酒なら4本、プリミックス飲料なら33缶で、平均消費量は1962年度以来最低の水準になる。

 アルコール消費量の全体的な低下は主として国民のビール離れが主因で、現在ではアルコール量に換算してビールとワインの消費量はほぼ同一水準になっている。

 ABSによると、ビール消費量の最盛期は1975年度で、スタッビー・サイズで15歳以上の国民1人あたり年間500本を飲み干していた。

 Foundation for Alcohol Research and Education(FARE)のマイケル・ソーンCEOによると、非飲酒人口は20%あたりから現在では22%にと微増している。また、18歳未満の若年層では飲み始める時期が遅くなっており、しかも飲酒量も減っており、20代になってもアルコールをたしなまない傾向がある。このような傾向は2009年度に始まっている。

 飲まない理由として、生活費工面に苦労する若年層にとっては手が出ないほど高くなっていること。24缶入りの4.9%ビールなら$47.99する。うち$20,85の税金が含まれている。

 また、生活気分向上のため断酒したという人もおり、飲酒運転取り締まりが厳しくなったことを理由に挙げる人もいる。健康のため、減量と貯蓄の一挙両得という声もある。また、酒飲みの父親の姿を思い出し、生まれてきた子供のために酒をやめたという人もいる。さらに、「アルコールよりドラッグにはまる人がふえたのではないか」という声もある。
■ソース
Alcohol consumption hits 55-year low ? and your stories explain why

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