片脚の豪人、エッフェル塔、カタコンベ入場断られる

街頭パフォーミングの女性、パリで障害者差別受ける

 片脚のオーストラリア女性パフォーマー、ロヤ・ホシニさんがフランスのパリで、エッフェル塔やカタコンベ入場を断られたと憤激している。

 9月23日付ABC放送(電子版)が伝えた。

 ホシニさんは、「安全を理由に入場を断られた」としており、パリの2つの観光名所では入場券を買って列に並んでいながら順番が来た時に入場を断られている。

 ホシニさんは、メルボルン出身のパフォーマーで街頭でも松葉杖2本と片脚で巧みなパフォーマンスを演じている。現在はベルギーのブリュッセルに住み、フィジカル・シアターの演劇作品「FRONTX」に出演している。

 ホシニさんは生まれつき片脚だが、義足では動きが悪くなり、しかも2,3時間で痛み始めるため何年も使ったことがないと語っている。

 ホシニさんは、パリの街路を片脚でローラーブレードで走り回ることもできるが、2017年にエッフェル塔に行った時は、入場券を買った列に並んで待ったあげくに、「中は狭くて安全ではない。しかも万一の時には早く動けないために避難の動きを妨げることになるだろうと言われて断られた。大勢の人の前で塔から降ろされたのは屈辱的だった」と語っている。

 さらに9月にはカタコンベでも安全を理由に入場を断られており、ホシニさんは、「あの人達は規則一点張りでまるで同じ形、同じ寸法、同じ能力でなければ人間ではないような扱いだ」と憤慨している。

 カタコンベは地下墓地で、全行程約1.5km、階段は130段の下りと83段の上りがある。ホシニさんは、「障害も一人一人違う。すべて同じ規則で縛ることはできない。体格の大きい人、老人、若者、子供も入場を許されているのになぜ自分はだめなのか」と語っている。さらに、カタコンベでは守衛の一人に、ホシニさんの入場を許すことは、「盲人に飛行機の操縦をさせるようなものだ」とまで言われている。ホシニさんはマネージャに連絡しようとしたが、電話を打ち切られ、守衛もマネージャの名前を教えなかった。

 カタコンベの広報担当者は、「カタコンベ側がその問題を知ったのは、ABC放送が問い合わせてきた時が初めてだ。現場の守衛の対応は問題だ。入場者ともめた時はマネージャが直接対応するというのが規則だが、今回その規則が守られなかったようだ。懲戒処分を含めて必要な措置を取る。ホシニさんにはカタコンベ事務所に連絡してもらえれば謝罪する」と発表している。一方、エッフェル塔の方はABC放送に何の対応もしていない。
■ソース
One-legged Australian performer Roya Hosini denied entry to Eiffel Tower, Paris catacombs

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