輸入蜂蜜に続いて国産蜂蜜も混ぜ物だらけ

マコーリー大学研究チームの分析で発見

 先に輸入蜂蜜に植物のデンプンでつくった各種の糖蜜が混入されているという調査結果が報道され、名指しされたメーカーが反論していたが、今度はオーストラリア産の蜂蜜も製品の20%程度が混入物入りとの分析結果が報道されている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 混ぜ物が検出されたのは東部諸州の店頭で購入された蜂蜜で、ブティック・ブランドの蜂蜜からも混ぜ物が検出されており、WA、SA両州で購入された商品は全品が純粋蜂蜜と判定された。

 分析調査は、巣箱から抽出した蜂蜜5種類と、国内、海外ブランド蜂蜜95品目を対象にしており、27%の品目が混ぜ物入りと判定されている。さらに、スーパーマーケットなどで購入された「オーストラリア蜂蜜」と表示されている商品38品目のうち18%で混ぜ物が見つかっている。

 この蜂蜜100品目のサンプルの分析検査を行ったのはマコーリー大学のマーク・テイラー教授とシャオテン・チュー博士課程研究生、ヘレン・サロウロス、シバ・プラサド両氏で、国境警備部が押収した違法薬物の分析検査を行う政府運営のハイセキュリティ・ラボ、National Measurement Instituteの設備を使って分析している。分析では混ぜ物だけでなく、産地の誤表示も見られたとしており、「産地誤表示の問題では、産地不明のブレンド蜂蜜は抗生物質、毒素、放射線放射花粉などから内臓を傷める可能性のあるアルカロイドが含まれている場合もあることはよく知られている」と述べている。

 公式検査が行われているのは輸入蜂蜜に限られており、また蜂蜜の検査にはC4検査と呼ばれる方法を用いているが、これは蜜蜂が採餌する植物と一般に糖をつくる原料の植物で炭素安定同位体の含有量が異なることを利用している。しかし、米からつくった糖蜜では蜂蜜とは炭素安定同位体含有量で見分けがつかない。
■ソース
Fake honey scandal widens to Australian-sourced brands

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