抜け目のないオパール利用者で780万ドルの損失

NSW州政府、抜け穴塞ぎの対策を検討

 オパール・カードの料金徴収体系を悪用し、無記名のオパール・カードでシドニー空港の空港使用料金を踏み倒すケースが多く、NSW州政府にとっては累積損失が780万ドルに達している。

 しかも、これまでその問題について指摘があったにもかかわらず州政府が体系の改定を拒んできたと伝えられている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 これはシドニー鉄道のどこから乗っても降りる時にオパール・カードの限度内最低残高があればそのままタップ・オフして駅から出ることができるという規則を悪用したもの。

 NSW州会計検査院が2015年にこの問題で無記名オパール・カードのマイナス残高累計額について報告している。2018年度にはマイナス残高無記名オパール・カード枚数が前年度の776,000枚から110万枚に急増し、累計損失額は780万ドルに達している。

 NSW州運輸省のロッド・ステープルズ事務次官は、「今後何ヶ月かの間に問題を解消する。現在、エアポート・リンクと協議しており、オパール・カードの残高が空港駅の改札口を出るのに十分な額に達していなければゲートを開かないよう改造する考えだ」と語っている。

 例として、ゴスフォード駅から空港駅に乗った場合、ピーク時の乗車料金は$3.54で、オパール・カードの残高がそれ以上あればゲートを出ることができる。ところが空港駅では空港使用料金が追加されることから合計額は$22.99になり、残高$3.54のオパール・カードでは$19.54の不足になる。しかも無記名のカードでは所有者のクレジット・カードから引き落とすこともできない。

 2018年9月、シドニー・モーニング・ヘラルド紙が内部書類を入手、報道した後、アンドリュー・コンスタンス運輸相は、内部書類にあった$10のオパール・カード発行料金を課すという案を否定した。

 州労働党は、来年3月の選挙で政権を握れば、空港駅使用料を現行の$14.30から$5に引き下げると公約している。
■ソース
Crafty commuters exploiting Opal loophole cost government $8m

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る