メキシコ当局、人体に危険なフェーク・テキーラを警告

NSW州内製の各種合成蒸留酒が非系列酒店で

 メキシコではなく、オーストラリアのNSW州内で密造された各種合成蒸留酒が非系列酒店を通して販売されていることは既に報道されているが、今度はメキシコ当局が、「NSW州製のフェーク・テキーラが何千本もオーストラリア国内で投げ売りの形で競売にかけられようとしているが、人体に害を及ぼす危険がある」と警告している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 2019年シドニー地域のアルコール製造卸元ファーンブリュー社が巨額の未納税金を抱えたまま破綻した。同社の整理をしている管財人がシドニーのピクルズ社のオンライン競売を通してファーンブリュー社のフェーク蒸留酒在庫を投げ売りしようとしていることが突き止められ、メキシコの駐豪外交官は怒りを込めて警告している。

 このテキーラはリーバ・リーバ・テキーラの名前で売られており、5月に競売にかけられるのは550ケース、3,400本にのぼり、競売に付されるフェーク蒸留酒の総額は400万ドルにもなる。

 メキシコのエサウ・ガルザ駐豪貿易コミッショナーは、「テキーラはメキシコの特定の地域だけで造ることができる酒であり、リーバ・リーバはNSW州で造られているため含有物に何の保証もない。人体に有害な化学物質が混入している危険もある。3,000本ものフェーク・テキーラが市場に出回れば国内消費者が間違って買う可能性もあり、健康にも危険がある」と語っている。

 ある蒸留酒流通業者は、「リーバ・リーバ・テキーラは一瓶$28.99で売られる可能性もある。輸入品では不可能な価格だ」と語っている。また、問題のテキーラを入手したABC放送がメキシコの公認のテキーラ・ラボに送って分析させたところでもメキシコ産とは何の関係もないことが突き止められている。

 ピクルズ社は、コーダメンザ社の依頼で競売を請け負っており、すでに関心が集まっていると伝えている。
■ソース
Fake Tequila auctioned in fire sale could pose risk to consumers, authorities warn

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