今年は全国的にインフルエンザの当たり年に

NSW州でもインフルエンザ蔓延の兆しに警告

 SA、QLD州などでインフルエンザ患者が例年をはるかに上回る勢いで発生しており、保健当局は市民に予防接種を呼びかけているが、NSW州でも同じようにインフルエンザ蔓延の兆しが始まっている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 今年はNSW州でも暖かい時期にインフルエンザに感染する患者が「異常な高率」で発生しており、インフルエンザ・シーズンが例年より早く始まったことを示している。

 そのため、NSW州保健局でもインフルエンザが本格的に猛威をふるい始める時期の判断基準を変更しなければならなかった。

 最新のNSW州インフルエンザ監視報告によると、5月12日までの1週間の新患者は856人を数えており、その前の1週間の新患者は812人だった。

 検査でのインフルエンザ陽性率が5%に達すると公式にインフルエンザ・シーズンの始まりとされるが、今年はすでに10.8%に達しており、インフルエンザ・シーズンがすでに始まっていることになる。

 このように、4月から5月12日までにかけてのインフルエンザ患者増加率が過去にない急激さの上、インフルエンザ様の症状で病院の救急病棟に来る外来患者の数も増えており、公式の冬にはまだ3週間あるというのにNSW州保健局は、すでにインフルエンザ・シーズンに入っていると宣言しなければならなくなった。

 NSW州内では特にシドニー都市圏北部と西部で高い発生率になっており、またシドニー都市圏西部と南西部で高い発生増加率になっている。

 また、州内の高齢者介護施設でもすでに入居者が9人亡くなっている。

 そのため、保健局の伝染病部は市民にインフルエンザ予防接種を受けるよう呼びかけている。

 また、妊婦、65歳以上の高齢者、先住民族、5歳未満の小児、病気などの理由で免疫系の弱っている人などは、GPに行けば無料で予防接種を受けることができる。また、予防接種が効果を示し始めるまでに2週間程度といわれており、早めに予防接種を受けることが望ましい。また、9歳未満の児童の場合、1か月の間を開けて2回の接種が必要になる。

 5月12日の段階で130万回分強のワクチンが用意されている。
■ソース
Flu season begins in NSW after unprecedented rates of summer flu

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