「ファースト・フード広告規制を」

子供のスポーツ周辺で問題化

 スポーツ医学関係の新調査で、「NSW州のラグビー・リーグ、陸上、クリケットなどのスポーツに参加している子供は、膨大なファースト・フードや糖分のたっぷり入った飲料の宣伝に取り囲まれている」との報告が出されている。

 スポーツ・メディスン・オーストラリアが「スポーツ科学医学ジャーナル」で発表した調査で、「地域スポーツ活動参加の子供は週に4時間程度、ファースト・フード、甘味飲料の広告を眼にしている」としている。ウロンゴン大学での調査の筆頭著者、ブリジット・ケリー博士は、「ファースト・フードのスポンサーシップが子供のスポーツの世界に広がっている。そのため、子供がファースト・フードや飲料企業の広告を常に眼にするようになっている。実際、子供たちがそれほど長時間、ファースト・フード、飲料の広告を見せられているという結果には調査チーム自身が驚いた」と述べている。

 この調査は、NSW州内109スポーツ・クラブを対象に、子供のスポーツ参加統計と食品・飲料企業のスポンサーシップ統計とを基礎に算出したもので、ケリー博士は、「NSW州では総数でスポーツ・シーズン中に週64,000人時間、スポンサー広告にさらされている。64,000人の子供が毎週1時間、スポンサーの広告を眼にしているということになる。調査では、約4分の3のラグビー・リーグ、陸上クラブが食品・飲料企業のスポンサーシップを受けており、続いて屋外クリケット・クラブの42%、ネットボール、サッカー、バスケットボール・クラブの25%程度となっている。

 ケリー博士は、「子供が食品・飲料マーケティングにさらされ続けていることが子供の肥満率上昇の大きな原因になっていると思う。子供の肥満化を何とかしたいと思うなら非健康的な食品・飲料の広告を排除しなければならない」と述べている。(NP)

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