USB充電器で女性感電死

公正取引省、廉価な無規格品警告

 今年初め、NSW州で女性が感電死した原因は廉価で質の悪いUSB充電器から漏れ出た家庭用電源の電流だったと断定された。USB充電器は入力が家庭用電源の240V、出力はUSB定格の5Vでなければならない。NSW州政府公正取引省では、市場に出回っている電子製品にはオーストラリアの電気規格試験を受けていない廉価で劣悪な質のものも多く、感電や出火の危険もあるとして消費者に注意を呼びかけている。

 今年4月23日、中部海岸地域のノース・ゴスフォード在住の28歳の女性が自宅で亡くなっているのが発見された。女性はイヤフォンで音楽を聴いている時に接続したUSB充電器から漏れた240Vの家庭用電源に感電したものと断定された。

 同省では、「USB充電器が不良品であることを確認した。この製品は240Vの入力と5Vの出力の間でアーク放電を起こし、出力側に240Vが出ていた。充電器の写真もあり、分解して証明した。ただし、検視官は死因について目下調査中だ」と発表している。

 また、同省では、問題の製品がオーストラリアの規格に準拠していないことも突き止めた。警察は、製品を販売したキャンプシーの店主に事情聴取しており、訴追もありえる。同店ではこの種の充電器や海外電源アダプター、パワーボードなどを売っていたが、事故後はすべて引っ込められた」と発表している。

 同省では、「今後も州内の電気・電子機器販売店の監視を強化していくが、240Vの家庭用電源に接続する機器は規格準拠マークのない廉価な製品を買わないこと、また、機器に充電器などをつないだまま用いないこと。規格認可のない機器は質の悪いプラスチックや絶縁体を用いていることが多く、設計や組み立ても悪い。国内では家庭用電源に差し込むプラグのピンは絶縁されていなければならないのに安い製品には絶縁体がないことが多い。また、製品そのものに認可マークや認可番号がなければならない。NSW州認可の場合は、Nの文字と三角にチェックのマークが入っているはず。また認可のない製品はすぐに廃棄しなければならない」と発表している。(NP)

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る