シドニーのショック・ジョック、お払い箱

「マホメットはペドファイル」発言がたたり

 AM放送の聴取者電話参加番組で保守中間層に向けて粗雑で扇動的な発言を繰り返して人気を得るパーソナリティを「ショッキングなディスクジョッキー」の意味で「ショック・ジョック」と呼んでいる。10年以上も前、スポンサーの携帯電話メーカー「ノキア」のことを「また、日本製か」と発言してラジオ界から干されたショック・ジョックもいる。一方、何度も裁判沙汰になりながらショック・ジョックの王座に座り続けたジョン・ロウズやアラン・ジョーンズのような人物もおり、裏でトラブルを起こし続けているレイ・ハドリーのような人物もいる。またカイル・サンディランドのように若者向けに「もっともうっとうしい人物」と言われながら、挑発的発言で人気を得る人物もいる。

 マイケル・スミス氏の場合は干される立場に陥る可能性が大きい。2UEからライバルの2GBに移籍したスミス氏は、同じ放送局のベン・フォーダム氏とのインタビューで、先日、開催中止になった「危険思想フェスティバル」の講演者でムスリム活動家のウスマン・バダーを「クークラクスクランの首領を講演者に招くようなものと語った。さらに、「イスラム教開祖は6歳の女児と結婚し、9歳でその女児と性交することを教え広めた人物」と語った。スミス氏は同放送局の午後のプレゼンター、クリス・スミス氏の番組を3週間受け持つ予定だったが、放送局のデビッド・キッド番組部長から、「3週間の穴埋めは取り消し。教祖をペドファイルと呼ぶのは困る」と告げられたことを明らかにしている。

 スミス氏は自分のウエブサイトで明らかにし、2011年に2UEでも同様の発言をして、聴取者から、不正確な事実で憎悪をかきたてたと訴えられたが、オーストラリア通信メディア管理局(ACMA)の審理で訴えの事実はないとの判断を受けたと訴えている。

 今でも未成年の女子に結婚を強制する風習が残っている土地があるが、古代の権力階級などでは10歳にもならない男女の政略的な結婚はざらだった。マホメットは多くの未亡人らと結婚しており、9歳のアイーシャとの結婚が最年少だった。当時の風習から言えばこのことだけを取り上げて、「ペドファイル」というのは強引に過ぎる。(NP)

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る