失業率12年ぶりの高率6.4%に上昇

政策厳しい若年失業率は14.1%

 7月の失業率が跳ね上がり6.4%、若年者層の失業率もそれを倍する14.1%の高率に跳ね上がっていることが明らかになった。トニー・アボット現保守連合連邦政権は、就任以後不採算企業をつぶれるにまかせる政策を取っており、大勢の熟練製造部門労働者が失業している。理論的には新しい産業が失業人口を吸収するのだが、期待されていた再生可能エネルギー産業も、政府がこの分野で消極的な政策を取っているため、厳しい状況が伝えられている。また、QLD州、WA州などの鉱業部門は開発段階を終えて操業段階に入っているため、どこでも自動化の進んだ鉱山は極端に少ない社員で運営されている。

 豪統計局(ABS)の発表した数値によると、7月の雇用減はわずか300人分だが、求職人口が増えているため、6月の6%から、2002年以来の記録である6.4%に上がっている。保守連合政権樹立から11か月が経過しており、失業率上昇を、失業率の低かった前政権の責任に帰することもできない。

 また、保守連合政権がことさら厳しい政策を発表している15歳から24歳までの若年者層の失業率は2001年10月以来の高率、14.1%に跳ね上がっている。また、15歳から19歳までを見ると20.4%と、1997年4月以来の高率になる。しかも、フルタイム雇用求職者だけを見た場合、失業率は30.1%にもなる。しかも、7年ぶりに全国失業率がアメリカのそれを上回った。

 失業率上昇の一因として労働力率が64.7%から64.8%に上昇しており、これまで職探しをあきらめていた人々がもう一度職探しを始めたことが考えられる。また、パートタイム雇用が14,800人減ったが、フルタイム雇用が14,500人増えていることは総数では減っているが、明るい数字である。ただし、フルタイム雇用が増えても労働総時間は0.9%減り、16億1,000万時間になっている。

http://www.abc.net.au/news/2014-08-07/unemployment-surges-to-12-year-high-at-64-pc/5654926

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