住民、コアラの死骸を役所に持ち込む

レッドランドで土地開発巡り対立

 連邦も州も政権が保守連合に移り、親開発政策が強まるとともに住民や環境保護団体の反発も強まっている。8月26日には、QLD州ブリスベンと海の間の地域を擁するレッドランド市で、過剰な開発に反対する住民が、開発地の路肩で見つけたコアラの死骸をレッドランド市役所に持ち込むというできごとがあった。

 湾に近いソーンランズ住民のダレン・メウェットさんは、近くのスプリングエーカー・ロードでこれまでにコアラの死骸を3頭見つけたと語っており、「このままではレッドランドは、コアラ・セーフ・ヘイブンの評価を失うことになる。市役所はコアラ保護のために何の仕事もしていない」と批判している。

 また、「問題の地域は一部住民が土地を再分割して開発しようとしてロビー活動を続けており、市役所は、その道路の時速80km制限に対して野生生物を守る永久的な措置を何一つ取っていない」として、遂に直接、道路ではね飛ばされて死んだオスの成獣コアラを持ち込んだもの。

 さらに、「以前にコアラが死んでいると報告した時にも自分の発言が相手にしてもらえず、また、市役所は何の対策もしないかった。ここの市役所は茶番だ。どこそこにコアラがいる。保護しているというが、いうばかりだ」と語っている。

 市役所では、「2013年に2か月間、野生生物注意の標識を立てた。どうするのが最適かも調査している」と発表しているが、レッドランド・コアラ・アクション・グループでは、「8月から12月までの繁殖期にはコアラ移動中の標識を立てることが必要だ。一部住民は、このあたりにコアラはいないと宣伝して市民を信じさせようとしているが、コアラの死骸が見つかったことはこの地域にコアラが棲息しているまぎれもない証拠だ。土地を区画分譲して金儲けしようとする住民だけでなく、コアラ棲息地ということも考えに入れなければならない」と語っている。(NP)

http://www.brisbanetimes.com.au/queensland/resident-takes-dead-koala-to-council-office-to-make-a-point-20140827-108wac.html

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