WA、サーファー、片腕片手失う

ホオジロザメの噛み跡と断定される

 10月2日朝、WA州エスペランス付近のケルピッズ海岸でサーフィンを楽しんでいた男性がサメに襲われ、片腕と片手を失った。

 男性、ショーン・ポラードさん(23)は、ロイヤル・パース病院に運ばれて治療を受けている。一方、WA州水産庁のサメ研究者がポラードさんのサーフボードの噛み跡を調べた結果、ホオジロザメ1尾に襲われたものと考えてほぼ間違いないと結論を出した。一方、事故後数時間の間にホオジロザメ2尾が捕殺されたが、いずれかがポラードさんを襲撃したものかどうか確認はできなかった。

 サメ研究者のロリー・マコーリー氏は、「これまでにホオジロザメの噛み跡と確認されているものは数多く見てきたが、このサーフボードの傷も非常によく似ている。また、襲撃のあった水域やポラード氏の傷の具合などから考えてもホオジロザメに襲われたものとみてほぼ間違いないはず。また、水産局がドラム・ラインを仕掛けて捕殺した2尾のサメの胃はドラム・ラインのエサ以外には何もなかった。従って、この2尾のいずれかが10月2日にポラード氏を襲ったサメかどうか結論は出なかった。胃が空っぽだったことについてもラインにかかる前のしばらく何も食べていなかったか、あるいはよくあることだが針にかかったために胃の内容物を吐き出したかのどちらかだ。また、1尾は解剖検査で体内から音響発信器を発見、回収した。残念なことに2日の事故の際には近辺に受信機がなかったため、そのタグを付けたサメが事故に関わっているかどうかは明らかではない」と発表している。また、ポラードさんは、「クロヘリメジロザメ2尾に襲われた」と語ったが、ホオジロザメも背びれが青銅色になるのが普通だとしている。

 この事故の余波として、動物を可愛がる余り人間を憎むいびつな心理の「動物愛護家」の存在が目立っている。捕鯨やWA州の肉屋が馬肉を売っていることが報道された際にも殺害脅迫電話やメールが殺到したことが世界的に報道された。また反捕鯨武闘派で知られるシー・シェパードがWA州水産庁非難声明を発表した他、サメ2尾の捕殺が報道されると水産庁職員に脅迫や暴力的な嫌がらせ電話が数多くかかってきており、女性職員の一人はあまりの脅迫電話に耐えきれず警察に被害届を出した上で自宅に帰るのをあきらめた。コリン・バーネットWA州首相は、「いわゆる自然保護派」が脅迫行為に出ている。WA州政府も水産庁も公共の安全のためにやっているので、職務を遂行しているだけの職員を脅迫するような行為はすべて警察に通報する」と発表した。しかし、マーク・マクガワン野党労働党党首は、「サメを捕殺する必要はないはず」と批判している。(NP)

http://www.abc.net.au/news/2014-10-04/bite-marks-indicate-single-great-white-attacked-surfer/5790290

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