今年もシドニー・ビーチ水質番付発表

最悪はフォーショア、ローズベイも失格

 今年も夏が近づいて来ており、気になるのはシドニー近辺のビーチの水質。かつては下水排水口から得体の知れないものが流れてきたという話もよく聞かれた。今では処理済み下水排水口ははるか沖合まで延長されたため、昔に比べてはるかに水質は改善されたというが、毎年、いくつかは「劣悪」と評価されている。

 NSW州環境省のビーチウォーター水質監視部が州各地のビーチと河口水泳場の水質検査結果をまとめ、発表している。シドニー地域周辺94箇所の水質検査結果は90%程度が「良」または「優」だったが、8箇所は「不可」と評価された。また、シドニー空港第三滑走路脇のフォーショア・ビーチだけが昨年に続いてことしも「劣悪」と評価された。

 このフォーショア・ビーチは今年初めの夏に海水が橙色に染まったため、閉鎖された。「劣悪」と評価された水質は通常水遊びに適さず、下水などの溢水で汚染されている可能性も大きい。

 シドニー地域で水質がもっとも良かったのはクロベリー、ワトソンズ・ベイ、モナ・ベールで、次いでニールセン・パーク、サウス・カール・カール、パーム・ビーチが挙げられており、シドニー北部のビーチは全体として97%がトップにランクされている。一方、シドニー南部は89%、中部は83%がトップにランクされている。また、改善が大きいのはシドニー南部のビーチで、「良」または「優」にランクされたビーチの数は昨年に比べて12%増えている。

 この報告書ではビーチと海岸にある海水プールとは区別していない。ロブ・ストークス環境相は、「NSW州の海岸の水質は世界でもトップ・クラスでますます改善されてきている」と述べている。しかし、野党労働党の水資源スポークスマン、ピーター・プリムローズ議員は、「水泳場40箇所が水遊びに適せずと評価された。マイク・ベアード保守連合州政権はシドニー・ウォーターの職員450人を人員整理した。これは全体の15%にあたる。この450人は主として現場の保全担当職員だ。雨水が溢れ、路上のゴミなどを集めて直接海に流れ込む例もあり、報告書でも取り上げられている。水質改善は昨年雨が少なかったため、直接流れ込む雨水が少なかったからではないか」と政府非難をしている。(NP)

http://www.smh.com.au/nsw/foreshore-beach-named-dirtiest-in-sydney-20141007-10rdhm.html

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