QLD、看板に反ムスリム・スローガン

ロングリーチのレストラン、論争の渦中に

 国内メディアの報道によると、QLD州ロングリーチのレストランが、店の日替わり看板に「申し訳ないがムスリムお断り」と書き、ソーシャル・メディアで攻撃を受け、州の差別撤廃委員会も苦情を受理している。

 問題のレストランはイーグルズ・ネスト・バー&グリルと名乗るレストランで、12月19日に黒板に、「2000年前イエス・キリストは水をワインに変えた。伝統は続く。私たちは金をビールに変えている。申し訳ないがムスリムお断り」と書いた。

 この看板の写真をフェースブックに載せた地元民のヘレン・デイさんは、「看板を見てちょっと驚いた。もちろん、ムスリムの友人が歓迎されない店などには入る気はしない」と語っており、フェースブックでハラル(イスラムの食品衛生の教え)・ボイコットに反対するグループ「ハラル・ボイコット? ごめんこうむる」がこれをシェア、あっという間にオンラインで広まった。同グループは、「フェースブックを立ち上げて3週間でようやく7,000人がアクセスしただけだが、この話を載せて1日半、既に8万人がアクセスし、増え続けている。オーストラリア防衛同盟、オーストラリア同胞団、ハラル・ボイコットその他反ムスリム・グループからはとんでもない憎悪に満ちた投稿があるが削除している」と語っている。

 また、ロングリーチ地域カウンシルでは、「看板に対する苦情を受け付けた。さらに調査し、関係当局に送致するかどうかを決める。また、カウンシル・スポークスマンは、「そのレストランは過去にも突飛な冗談めかしたことを書いた前歴がある」と語っている。

 一方、QLD州差別撤廃委員会では、「まだ公式の訴えを受けていないが、豪人権委員会が問い合わせを受けており、こちらに照会してきたのですぐに正式の訴えを受け取る事と思う。ただし、法律上、訴えは被害者当人でなければできないことになっている。従って、この場合もムスリムがこのレストランで食事をしようとしてムスリムであることを理由に食事を断られた場合に初めてその本人が訴えることができる」と語っている。
■ソース
Longreach restaurant in trouble for anti-Islamic sign

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