オプショップで寄付された上着から大金

「寄付主に返すため全力を尽くす」

 国内各地に「オプショップ」と呼ばれる古着・古道具屋がある。宗教団体や福祉団体が経営しており、商品は市民の寄付であり、それを格安で売り、売り上げを福祉に回している。寄付は店に直接持ち込まれたり、街角に設置された大きな鉄製の箱に放り込んだりするようになっている。宗教団体系の一つがセント・ビンセント・ド・ポール・ソサエティの経営するオプショップで「ビンセント」を短縮して「ビニーズ」と呼ばれる。

 2月1日、メルボルン西郊のビニーズで寄付された衣類を点検していたところ、ポケットから巨額の金が出てきたと報道されている。ほとんどの場合、持ち主がへそくりを隠していたのを忘れて寄付したり、あるいは家人が知らずに寄付するケースや持ち主が死去し、家人が後片付けでよく調べずに寄付してしまうケースなどがある。

 ビニーズの職員が1月20日に回収した寄付衣料を調べていたところ、男物のジャケツ4着のポケットから巨額の金が見つかった。同事務所では、1月15日から17日の間に寄付箱から回収された中にあったとしている。額が大きすぎるため、職員は警察に通報した。警察では発見物の詳細は公表せず、「かなりの大金」とのみ発表している。

 VIC州警察では、「これまでの経験でも、これは持ち主のミスというのが通常。この大金が持ち主の大事な貯金だったら気の毒だ。何とか持ち主を突き止めて返したい」と発表している。

 ビニーズ本部では、「このような大金を寄付する場合は封筒に入れて寄付するものだから、これは寄付の意図があったとは思われない。お金を発見して正直に警察に通報したボランティアの職員達は正しいことをした。これまでもこのような事故があり、持ち主に返して感謝されている。時には持ち主がそっくり寄付してくれることもある」と発表している。

 こういう事故では持ち主を名乗る人物が何人も現れるのが通常で、そのために警察もビニーズも発見物の詳細を公表しない。
■ソース
Large sum of money ‘accidentally’ donated to St Vincent de Paul Society

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る