住宅競売「最低価格$1」で勝負

$565,000で首尾は上々の売り主

 オーストラリア国内の住宅不動産投資ブームはピークだとか、バブル状態だとか様々な言葉が飛び交っている。シドニー首都圏西部で2014年11月以来売れなかった4寝室の住宅を「最低指示価格$1」で競売にかけたところ、イチかバチかの賭けがみごとに当たり、期待以上の$565,000で落札されたという家族が現れた。

 2月14日付フェアファクス・メディア(電子版)が伝えた。

 ドメイン・グループのエコノミスト主任、アンドリュー・ウィルソン博士は、「土曜日の競売は453件。成立率は83.3%という信じられない高率。市場はインフェルノだ」と語っている。また、この$1物件に入札登録した8人のうち7人が投資家で、初めての持ち家購入者は1人だけだったと伝えられている。

 ブラックタウンに住むタクシー会社経営のニール・チャギさん(33)は、「いくらでもいいから手放すつもりだった」と語っており、すさまじい入札合戦を最後まで固唾を呑んで見守ったと語っている。しかし、この賭けがメディアの注目を浴び、競売の熱気をかき立てたと評されている。20回ほどの競り合いがあった後、$565,000で落札されたが、皮肉なことにチャギさんが2014年11月に市場にかけた時の価格を$5,000上回っていた。

 落札したアイシュワニ・シャルマさんは、チャギさんの家族とは以前からの知り合いだったが、$1から始まった競りが徐々に上がり、5万ドルになったところでシャルマさんは一挙に40万ドルを提示した。ドメインがなぜ一気に提示額を引き上げたのかとの質問にシャルマさんは、「それが適正な市場価格だと思ったからだ」と語っている。チャギさんはすでにクエーカーズ・ヒルに大きな家を買っているが、「二度とこんな作戦を使うつもりはない」と語っている。
■ソース
Sydney house with $1 reserve sells for $565,000

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