VIC州北部、乳牛が炭疽症で死亡

事故統括本部設置して牧場を隔離

 VIC州北部、シェパートンの南タチュラ付近の牧場で乳牛1頭が炭疽症で死亡した。そのため、州政府経済開発省が同牧場を隔離し、牧場内の家畜に接種を実施している。

 2月27日付ABC放送(電子版)が伝えた。

 普段土壌中に棲息する炭疽菌はオーストラリアの土壌にも過去150年棲み着いているが、発病はまれである。過去一番新しい発症例はVIC州のゴルバーン・バレーの乳牛牧場地域で起きている。州獣医務官のドクター・チャールズ・ミルンは、「タチュラに事故統括本部を設立し、炭疽症対応態勢を取っている。牧場を隔離し、家畜の接種も済ませた。周辺農場の家畜の診察をしており、6牧場の家畜にも安全措置として予防接種を行っている。しかし、今後散発的な発症が起きる可能性もある」と発表している。

 炭疽菌に感染すると血液が凝固しなくなるが、乳牛の牛乳には入り込まない。ドクター・ミルンは、「炭疽症は悪化すると家畜は突然死亡し、体腔から黒い血を流れ出るのが特徴だ」と語っている。今回発症牛が出た地域では2009年以来炭疽症の発生はなかったが、2007年にはタチュラとスタンホープの8箇所の牧場で牛合計34頭が炭疽症で死亡している。その時には34歳の屠殺場職員が感染牛を扱っていて皮膚炭疽症にかかり、病院で治療を受けた。

 また、VIC州北部で32,000頭の牛に対する予防接種の指令が出ている。

 炭疽症は人獣共通感染症だが、人から人への感染はなく、動物を介してのみ伝染する。伝染経路により皮膚、肺、腸の3種の炭疽症がある。(Ratei)
■ソース
Property quarantined as dairy cow dies from anthrax in northern Victoria

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