野生のキノコ摘んで自分で食べて中毒

テングタケをツルタケと間違えた可能性も

 2月1か月間にNSW州内各地で野生のキノコを自分で採集して食べ、食中毒になって病院に担ぎ込まれた人が10人にも上るとして、保健当局が厳重な注意を呼びかけている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 普通は3月中旬に始まる野生キノコの季節も、2月の雨と湿度の高さが手伝い、かなり早くから始まっている。患者のうち4人はブルーマウンテン、2人はシドニー首都圏西部、3人は中央海岸地帯、1人はイラワラ地域出身だった。

 この毒キノコの症状としては腹痛、吐き気、吐瀉、下痢などがある。シドニー・ロイヤル植物園のブレット・サマレル副園長は、「場合によっては症状が一気に発展する。もし、症状が出てくるようであれば直ちに緊急病棟に行き、診察を受けることが大切だ」と説明している。

 2年前には数人の中国人旅行客がキャンベラで野生の有毒なツルタケ種を集めて料理に使い、2人が中毒死した事件が起きており、その後も野生キノコでの中毒事件が報道されている。サマレル博士は、「特に海外旅行者はオーストラリアで野生キノコを食べる危険をよく考える必要がある。その人達は自分の土地でならどのキノコが食べられるかをよく知っているかも知れないが、オーストラリアのキノコはよく似ていてもまったく異なる有毒な種ということもありえ、間違って食べれば大変なことになる」と警告している。

 NSW州保健局のジェレミー・マカナルティ博士は、「毒キノコは加熱しても毒を抜くことができない。また、キノコによってその症状も異なる。今年は野生キノコの発生が例年より早く、中毒症例も増えているのが気がかりだ。野生キノコには一切手をつけないこと。それに尽きる。中にはマジック・マッシュルームでハイになるつもりの人もいるが、ほとんどは自分で摘んだキノコを料理して食べたいという人達だ」と語っている。
■ソース
Ten people sick after eating poisonous mushrooms picked in NSW

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