慈善募金、個人寄付額下がり続ける

団体は増えたがパイのサイズ変わらず

 オーストラリア国民一人あたりの慈善募金寄付額が下がり続けていることが大学の調査で明らかになった。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 オーストラリア国立大学(ANU)の「Development Policy Centre」の調査で、「オーストラリア国民は、2013年度に国際開発NGOに対して$100あたり9セントの寄付をしたが、2007年には11セント、2004年には14セントだった」ことが明らかになった。また、「2006年以降、国際開発NGOへの一般国民の寄付は平坦になっており、辛うじてインフレに追従しているだけだ。また、2008年以降NGOの数は増えているが、寄付総額そのものは増えていない」としている。

 研究報告書共同著者のジョナサン・プライク氏は、「過去10年間に国民の所得は増えており、可処分所得も増えているが、慈善団体、開発団体への寄付は同じ水準にとどまっている。結局、可処分所得に対する寄付金の率は下がっている」と述べ、さらに、「業績の高い大きな団体は寄付額も大きく、小さな団体は寄付が少ない。そのため、募金活動に熱心な団体や募金額の大きい団体はそうでない団体を押しつぶすことになりかねない」と述べている。

 さらに、「ただし、オーストラリア全体では2000年以来の15年間で寄付総額が3,780億ドルから9,200億ドルへと140%も増大していることも知っておくことが大切だ」と述べている。
■ソース
Charity donation: Australians becoming donating less to non-government organisations

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