コックピット常時2人詰め体制義務化

ジャーマンウィングズ機墜落事件受け

 3月30日、連邦政府は、「50人乗り以上の国内・国際線旅客機は、コックピットに常時2人が詰めるよう義務づける」と発表した。これは乗客乗員あわせて150人を載せたジャーマンウィングズ・エアバス機がスペインからドイツに向かう途中でフランス領アルプスに墜落した事故がボイス・レコーダーその他の証拠から、アンドレアス・ルビツ副操縦士が149人を道連れに自殺を図り、操縦士を促して手洗いに行かせた後コックピットの扉を内側から閉鎖するなどした上で1分間に1000mの降下で機体を山腹に激突させたと推定されたことを受けたもの。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 発表したウォレン・トラス副首相は、「国内にはコックピットに常時2人が詰めることを義務づける法律はないが、いくつかの国内小航空会社では社内的に義務づけているが、大手航空会社ではマニュアルにも記載がない。新しい規則では、2人のパイロットのうち1人がコックピットを離れる際には客室乗務員が代わりにコックピットに入り、操縦席に座ることが義務づけられる。事故後、政府が航空会社と協議を続けた結果、航空会社ではそれぞれ直ちに飛行機操縦手順を改定することに合意した。すべての可能性を想定して対応することは難しいが、国内外の航空輸送をできる限り安全にするためにあらゆる可能な措置を取るつもりだ」と語っている。

 カンタス、バージン、タイガーエアなどがすでにコックピット常時2人詰め体制を実施すると発表している。しかし、全豪パイロット組合は、「コックピット常時2人詰め体制はそれほど簡単なことではない。この体制でも100%安全が保たれるわけではない。政府は何らかの措置を取らなければならないし、国民に向けて行動していることを見せなければならないというのは分かる。今回の改定も歓迎できるが、その制度が実効性を持つように考えなければならない」と語っている。
■ソース
Germanwings: Australia tightens cockpit safety laws in wake of French Alps plane crash

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