「ライフ・ジャケット着用を心がけて」

NSW州の当局が磯釣りに呼びかけ

 イースターの連休に入る金曜日を控え、NSW州サーフ・ライフ・セービングや州警察が、「磯釣りには必ずライフ・ジャケット着用を心がけて」と呼びかけている。

 ABC放送〔電子版)が伝えた。

 オーストラリアでも磯釣りがレクリエーションとして人気があるが、比較的穏やかに見えてもごくたまに岩場を洗う大波が来ることがある。この大波が引き込む力は磯の端に立つ人には抗えないほど大きい。しかも、一旦海に落ちると、波が洗う岩につかまって上がるのは非常に困難であり、岩で体を傷だらけにする危険もある上に、沖に押し流されることもある。

 イースターの連休に磯釣りに出かける人も多いことから関係機関が重点的に呼びかけを行っている。2014年度のNSW州の海の死者30人のうち、8人が磯釣り中に波にさらわれて亡くなっている。しかも、この8人の誰一人としてライフ・ジャケットを着用していなかった。

 サーフ・ライフ・セービングのアンディ・ケント氏は、「磯釣りは通常パトロールのないへんぴな岩場で行われることが危険の要因になっている」と語っている。

 州警察のマル・ラニオン副長官は、「潮や波の変化は予想がつかず、実際に磯釣りに出かけてみるまで状況は分からないものだ。この週末磯釣りの人出が多いと思う。今のところ、天気予報でも磯釣りに好適な条件が予想されているがそれもいつ何時変化するかも分からない」と語っている。

 気象庁(BoM)のニール・ムーディー海洋気象課全国課長は、「風、波、潮の条件を調べてもっとも安全な磯を探すか、計画を変えることも大切。外洋の条件は予想がつかないし、穏やかに見えても時として思わぬ危険を秘めていることもある」と語っている。

 過去10年、NSW州では平均して年間38人か39人程度が海で溺れている。また、BoMでも、「秋は潮が高くなり、波の条件がもっとも危険になる季節でもある」と発表している。
■ソース
NSW authorities issue life jacket plea for rock fishers

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る