ウールワースの「アンザック」広告に待った

「企業の営業広告に使うのは不適当」

 復占スーパーマーケット企業のウールワースがアンザック・デーに向けて、兵士の写真に重ねて「Fresh in Our Memories」や「Anzac」とと大書し、同社のロゴを載せるなどした広告に対して、「一企業の宣伝に使うのは不適当」との批判が出ている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ABC放送のインタビューに答えたマイケル・ロナルドソン復員軍人相は、「ウールワースには広告を降ろすよう求めた。広告は不適切であり、Anzacという言葉を卑小化するものだ。Anzacという言葉は法律によって保護されており、使用には復員軍人省の許可が要るが、ウールワースは許可を得ていない。また、営利目的でのAnzacの使用は許可しない」と語っている。

 さらに、「私がウールワースに連絡し、広告を降ろすよう求めると同社は直ちに広告を撤去した。それは適切な対応だ。今回のできごとは、国民一般にも、Anzacという言葉はオーストラリア人にとって非常に重要な言葉であり、卑小化してはならないし、復員軍人相としてそのようなことを許さない」と語っている。

 ロナルドソン大臣は、「Anzac保護法により、この言葉を無許可で使った者は個人で最高1万ドルの罰金、法人で最高5万ドルの罰金または12か月の禁固刑が科せられる。1920年に法律が成立した時にもかなり重い罰則が添えられた。しかし、大臣としては刑罰は最後の手段にしておきた。私の役目は国民にこの言葉が我が国にとって特別な意味があるということを教育することだ。これからアンザック・デーに向け、またそれ以後も眼を光らせておきたい」と語っている。

 ウールワース側は、「この広告は営業広告のつもりではなかった」と発表しているが、ソーシャル・メディアで批判を浴びた。また、RSLのロッド・ホワイトNSW州会長は、「企業が国防軍将兵や復員軍人を支援する目的であれば、その企業と提携することも重要だと思う」と語っている。
■ソース
Woolworths ‘Fresh in our Memories’ campaign inappropriate, Veteran Affairs Minister Michael Ronaldson says

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